出発
夜明け前。まだ真っ暗な中の4時40分に自宅を出る。
重さ23kgの100リットルザックは3日前の前回の休日に空港
もう当分あの家に戻らないし、
そしてこの意識の連続のままに、
見慣れた駅、見慣れた電車。これらを淡々と乗り継いで、成田国際空港へと向かう。早朝から乗客は多く、その多くは職場へと向かうのだろう。少数ながら高校生らしき学生もいた。
成田空港へと飛ばすアクセス特急内では一転、スーツケースを抱える人々でごった返す。混雑で座ることはできず、立ったままでいるのが、久々にしばらく海外に旅立つわくわくするはずの状況である自分にはちょっと興醒めだ。
少しずつ明るくなってきた頃に、京成アクセス特急は成田空港第二ターミナルに到着
いつもは実家に帰る時に使うこの場所も、今回ばかりは違う。国内線の第3ターミナルに向かうではなく、国際線のこの第2ターミナルからそのまま出発する。
この時期の早朝の成田空港は、何となく薄暗くて人もまばら。こんなに殺風景なのかと思った。
私はひとりで出発するので、見送りの友人や家族もない。淡々としている。
第2ターミナル2階の端にあるヤマト運輸の窓口に行き、窓口が開く7時までしばらく待ってから、100ℓザックを受け取る。
ザックには「パックセーフ」という防犯ネットをかぶせていたはずだったが、固定の仕方が甘かったのか既に取れかかっていた。
100ℓザックの中から、遠近両用眼鏡やGoProなどいくつか機内持込用の小物類を取り出してパッキングをして、
そしてネパール航空のカウンターでチェックイン。
搭乗時刻3時間前だが、すでに行列になっている。帰国のネパール人が大半で、日本人は数組しかいない。
カウンターでも対応してくれたのはネパール人だったが日本語を話せる人だった。ここで預入荷物の重量を計測し、あらかじめ印刷しておいた楽天トラベルのEチケット控えを見せると、紙の航空券を渡してくれる。
座席の指定の希望も口頭で伝える。私はヒマラヤがみえる右側窓際席にしてほしい旨を伝えた。
ヤマト窓口で受け取った大荷物はすぐにまた横流し的に預けてしまうので、再び機内持込手荷物のみになる。
その足で、そのまま出国審査へ。
機内持込手荷物のX線検査、パスポートへの出国スタンプ、そしてスムーズに免税店エリアへ。
特段買う必要のあるものはないので、レストラン街へ向かい朝食を摂る。
肉蕎麦を注文したのだが、空港価格で2000円くらいした。。(高すぎ)
ちなみに店員はアジア系外国人。
その後フェイスブックを更新して、
搭乗口へ。
出国
搭乗口周辺にいるのは殆どがネパール人。日本人旅行者はやはり少ない。若干の単独と思われる若い女性と、トレッキングツアーのグループと思われる中高年数名。
機内では出来るだけトイレに行かずに済むよう、搭乗直前にもトイレは済ませておく。
いよいよ日本を離れる直前のこの時間に考えたことは、「今まで何度も妄想してきた”夢が叶う時の光景”と、実際にいま目にしている光景とのギャップ」についてだった。
妄想や想像と、現実の光景は、全く同じではない。
妄想の光景は、想像を自由に膨らませて自分が見たいと思う光景を想像するので、そういう光景に現実の光景がいかに重なっているかを思い出してみたりするわけだが、
想像よりも上か下かで言うと、意外に淡々とした自分の気持ちと、完全に青空晴天ではなく薄曇りな天気で時間帯も早朝ではなくお昼前に近く、見送りの人や同行者も誰もいない孤独な今を鑑みるに
想像よりは「下」だ。
ただ、悪くない。
残念な気持ちというわけではない。
そんなことは別に問題じゃあない。
自分はこれから、長年行きたいと願っていた国に、山に、実際行けることが確定しているわけだから。
何度もその光景を妄想してきた、成田国際空港からの搭乗、そして出国、離陸。
その状況が現実のものとなり、自分はいままさにその状況に身を委ねている。
妄想と現実のギャップを味わいながらの飛行機への搭乗。
私の窓際座席に間違ってネパール人の中年女性が座ってたので、声がけして横にずれてもらった。。w
CAさんのネパール語でのアナウンスの声が美しく、いよいよ出国前の胸の高まりを、飛行機が日本を飛び立つ瞬間のワクワク感を掻き立てる。
機内誌をめくってみると、6000m峰登山のススメ的記事と写真を発見。その中に、今回目指すチュルーウエストが取り上げられていた。やはり結構メジャーな山なのだろうか?
日本人で登っている人の情報は少なく、またこの山の知名度はかなり低いのだが。。
離陸時刻は10時30分の予定だったが、実際には50分ほど遅れての離陸だった。エンジン音の急激な高まりとともに機体は急速に滑走路を滑り出し、なんの違和感もなくフワッと離陸した。
窓からは千葉県の田園地帯を眼下に右回りに方向をかえ、東京都心の上空へと高度を上げてゆく
私は毎年実家に帰る時に、成田空港からLCCで関空までの空路を利用しているので、しばらくの間は見える景色がいつもの景色だ。
しかし今回は、この機体はこのままネパールへと向かってゆくのだ。
機体は偶然、実家の上空、ほぼ真上を通過した。地図上でも見慣れた大阪北部の街並みが眼下に展開。
両親はあの辺りに今もいるはず。実家から空を見上げると、この飛行機が確実がみえる。まさか私がいま実家の真上の空を通過してるとは思うまい。
そんなことを思いながら、あっという間に通過していった。
機内にはにわかにカレーの香りで満ち始め、そしてその後まもなく機内食タイム。期待していたネパール航空のカレーが配られる。
米はインディカ米の細長いものだが、炒めて味がついているもので、食感も意外にもちもちしていて、カレーの風味も良くとても美味しかった。
ただ、爪楊枝が雑な作りでワロタ…w ネパールクオリティ??
食事が終わった後、まもなく消灯。
窓の外の景色が見れなくなったので、正面のディスプレイでネパール映画(ドラマ?)を視聴。
中国系ネパール人俳優たちが主役のアクション冒険映画で、舞台もヒマラヤの山中だったり、カレーを手で食べてたり、生活文化の違いも反映されていて面白い。
言葉はわからないけど、大体日本の昼ドラでやってそうなストーリー展開のイメージにも近い。時々、急にみんなで歌ったり踊ったりし出すミュージカル的要素が濃いのはインドっぽくもある。
主役の俳優達は案外色白で、日本人にもウケそうなルックス(?
そんなことを思いながら視聴していると案外退屈しなかった。
朝が早かったので、時折ウトウトしていたが、もちろん熟睡などできない。
ディスプレイのフライトマップをみると、中国南西部あたりを飛んでいる。すでに海外への旅は始まっている。
飛行機に乗ってる時間は残り約3時間。何も考えず、楽に過ごせる時間が刻一刻と減ってゆき、完全未知のカトマンズ到着以降の自分の動きを想像して緊張感が高まる。うまくやれるのか。
空港での入国審査や両替やSIMなど各種手続き。顔も知らないエージェントの人達と合流できるのか。
合流できてから、その後はスムーズにいくのか。
億劫に感じる気持ちと、少しの期待感が入り混じる。どちらかといえば、億劫で不安なほうが大きい。。
バングラデシュ上空あたりに差し掛かったときに、2回目の機内食が配られる。
コロッケとチョコレートケーキ。謎の組み合わせだ。。味は微妙。
そして後1時間半くらいで到着するかというタイミングで、窓の外を眺めると、遠くに何やら白い連なりが。。
おそらく「カンチェンジュンガ」と思われる白い山塊が、遠くの空に同じ目線の高さに見えていた。
雲か?とも思ったが、やはり違う。時間が経つにつれ、それは確信に変わっていった。
ディスプレイのフライトマップをみると、まだバングラデシュの上空で、カンチェンジュンガまではおそらく直線距離で200kmくらいある。
そして徐々にその左の方にも、白くていかつい山塊の連なりが浮かんできた。
エベレスト山群である。
遠くの空に連なっているものの、はっきりとそのスカイラインの形が認識できる。
飛行機からヒマラヤ山脈がどのように見えるのか?はたまた見えないのか?色々妄想してきたが、西に傾きかけた陽の光を浴びて白く輝くこの見え方は、かなりイメージに近い嬉しい見え方だった。
当然のごとく窓に釘付けになっていた。
あれが世界の屋根、ヒマラヤなのか。。
あんな場所に生身の人間が登るのか。。信じられないという気持ちと、得体の知れないゾクゾクする感じ
数時間前に実家のある街を上空から見下ろしていたこの窓から、その時間のつながりの延長上に、同じ窓から世界最高峰が見えているということが、なんともいえない感慨を覚えた。
脳内で山座同定を夢中で繰り返している時間が至福であった。
ヌプツェ、エベレスト、マカルー、
その左のほうにはチョ・オユー、ギャチュンカン
さらに左にあるあの山は?
ガウリシャンカール??
そんなことを思考する楽しい時間も束の間、飛行機は着陸態勢に入る。いよいよカトマンズに到着する。
無事入国できるか?
機体はいつのまにか高度を下げており、カトマンズ盆地付近では山の高さスレスレに飛んでいる
カトマンズ盆地上空で何回か旋回している様子でなかなか着陸しなかったが、
その間にもヒマラヤの神々しい峰々が、雲のはるか上に浮かんで見えており、すげぇ…ヒマラヤ高ぇ…と思いながら窓にへばりつく。
いよいよ着陸態勢となった時、エンジン音の高まりが緊張感を高めるが、着陸時もフワッと自然に着地してくれて、どうにか無事にカトマンズに到着できたことに安堵。
カトマンズ到着(ネパール入国)
カトマンズ・トリブバン国際空港では、全ての航空機が沖止めであることは事前にYouTubeを見まくっていて知っていたので、別段驚くようなことはない。
降りる直前に、後ろの席に座っていた日本人ふたりと少しだけ話した。女性と男性、それぞれ単独行。
男性のほうは詳しく聞けなかったが、女性のほうはアンナプルナBCのほうにトレッキングに行くらしい。
沖止め飛行機から降りてゆくと、目の前に空港ターミナルまで乗客を運ぶバスが定期巡回している。
ここで私だけが目の前のバスに乗りそびれてしまい、日本人2人とは早速はぐれてしまった。
1本後のバスでターミナルに着くと、まずは入国審査。foreignerの看板があるほうの行列に並ぶ。
窓口まで到達して、
「あっちのカウンターでビザ代を支払ってもう一度ここに来てくれ」と言われた。
ターミナルを入って左の突き当たりに、ビザを購入できる窓口がある。そこで最初はお金を支払え、ということのようだ。
言われたように、その窓口に行ってビザ代を支払う。私は今回の滞在は24日間なので、30日間滞在ビザ代50米ドルを支払う。
米ドルについては、予め渋谷駅近くの両替ショップでわざわざ事前にビザ代の為に50米ドルを作って用意をしていたため、問題なく支払完了。
多分日本円での支払いも問題なさげな雰囲気。その後で改めて入国審査へ。
そしてようやく通過。
次はエスカレーターで下の階へと降りて預入手荷物のベルトコンベアからのピックアップ。ここでかなり時間を食うかなと思ったが、案外はやいタイミングで私の荷物(100ℓ巨大ザック)が出てきた。
巨大荷物を空港カートに速やかに移して、次のタスクは両替とSIMカード購入。
両替屋の手前でいきなり職員に声をかけられ、なぜか荷物の重量チェックといくつかの質問を受ける。「山登り目的の旅行だ」というと、おーナイス!ハバナイストリップ!みたいなリアクションになり無事通過。
次に、その目の前にある両替屋で5000円をネパールルピーに替える。4300ルピー。空港のレートは悪いのが一般的だが、このレートが悪いのか悪くないのかは正直よくわからなかった。しかしとりあえずは手元に現地通貨の現金は多少なりともあったほうが安心だ。
そして、そのまま緩やかにカーブする通路を歩いてゆくと、目の前にSIMカードの窓口が見えてきた。
Ncellのカウンターである。
ここは事前にYouTubeなどで調べていたときに出てきた場所だったので知っていた。
そしてここでSIMカードを購入しようと思っていた。
受付で対応してくれた人は、英語がパワフルかつ流暢すぎてほぼ聞き取れず、焦る。一度何か質問されたが、「ソーリー、アイドンノウ」と答えたらウンザリした顔に。。
いきなり悔しい思いをしたが、SIM入れ替えと設定変更は無事にやっていただけたので、気持ちを切り替えて出口へと向かう。
ちなみにSIMカードの価格は、28日間で1000NPR(1149円)でかなり安い。
出口付近には人がごった返していた。トイレがあったので小用で入る。便器の位置が高く、そして案の定汚くてやや臭い。
首都の空港とはいえ、クオリティは30年前の日本の地方駅の公衆トイレと同等だろう。
そして出口を出ていよいよ外へ。時刻は既に18時。日没時間でほぼ真っ暗になっていた。
エージェントの担当者(Mr.Suman/以下、スマン氏)が空港まで迎えにきてくれることになっているが、先方には定刻15時に到着の旨を事前にメールで伝えていたので、大分待たせているはずだ。
しかし、顔も何もわからない相手方とはどうやって出会えばよいのか。エージェントの会社ロゴと私の名前が入ったネームプレートをもって、出口で待ってくれているとのことだが。
建物の出口からは通りを挟んだ正面のあたりに、出待ちの人々の集団があった。みんなネームプレートを持ってこっちを見て待っているので、左から順番に探っていくと、
居たーー!!
気づいたリアクションをとると向こうもすぐに反応してくれて、うまく無事に合流することができた。
スマン氏と握手の後に、歓迎の印に、マリーゴールドの花で作った首飾りをかけてくれた。そしてお誕生日おめでとうと言ってくれた。
私の誕生日が3日前だったことを覚えてくれていたのだ。
初対面で、言葉も通じにくい外国人同士で、この心のこもった交流は嬉しいものだった。
巨大な荷物を車のトランクに積んでもらって、後部座席に乗って移動開始。スマン氏と、その友人がドライバーとして迎えに来てくれていた。
車は昔のぼろぼろのスズキアルトで、日本ではすっかり見なくなったミッションの小型カーを走らせてゆく。
空港を出ると、早速カオスな光景の連続に驚いてしまう。ガンガン車やバイクが走るメインストリートを大勢の歩行者が容赦なく横切っている。信号や横断歩道が全くない。
街並みや建物は古めかしく、この時の私は「昭和の頃の名古屋みたいだ」と母にLINEしている。
人力車がいる・・・!車窓から夜のカトマンズの街を眺めると、絨毯屋と洋服店と宝石店が目立っているように感じた。
街の中心部に近づくと、いよいよ道幅が路地裏並に狭くなり、未舗装路でガタガタの道になった。そこに夥しい数の歩行者とバイク、車。
なんだこれは。。
そしてどうも目的地についた様子。そう、ここがかの有名な旅行者宿場町のタメル地区であった。
この車のドライバーと知り合いと思われる肌真っ黒でセンター分けの胡散臭そうなネパール人が満面の笑みで車の外からスマン氏に向かって何か話しかけてきた。
なにやら一言二言話したあとに、車はさらに狭い路地の奥に入ってゆくと今回宿泊するホテルに到着した。
事前にネットでみていたホテルの入口はかなり豪華な感じに見えていたが、実際にはそこまでではなかった。写真の色味を少し盛っていたのだろう。
しかし、日本の地方のビジネスホテルくらいの雰囲気があり、受付のスタッフは礼儀正しく応接してくれた。
あらかじめエージェントが手配してくれていたホテルなので、チェックインの手続きは、ほぼ紙に名前を書くだけ。
スマン氏からは、「長距離移動で疲れただろう。今日はゆっくり休んでね。夕飯は、街に出て自由に食べに行ったらいい。明日は朝9時にまたここに迎えにくるから、それまでごゆっくり。おやすみなさい」
という感じで言われ、そのとおり過ごすことにした。
元々のプログラムでは、「ウェルカムディナー」というのがあり、ガイドやポーターも交えた夕食会みたいなものが開催される予定であった。
しかし、スマン氏の配慮(というか、元々そういう段取りだったように見えた)から、そして私自身も今は1人で疲れを癒したいと思っていたことから、今晩はフリーになることで一息つくことができたのだ。
まずはしばらくホテルの部屋のベッドでぼーっとする。
実家の母や弟に、カトマンズについた報告や感想などをLINEする。
1時間近く休んでから、外へ夕飯を食べに行くことにした。
タメル地区にて夕飯
いよいよカトマンズの街の喧騒に飛び込む。身体はいくばくか疲れていたが、異国の地を歩いて物色することが楽しみだ。
日没後のカトマンズの街はわりと涼しく、上着を着ていないと結構冷える。しかし街は人混みと熱気に溢れている。野犬もたくさんウロウロしている。(飼い犬のように人に慣れているので怖くはない)
メインストリートとはいえ路地裏のように細い道は舗装されておらず、ボコボコの状態。道端の溝に、鳩が逆さまに首を突っ込んだ状態の生々しい死骸がそのまま放置されている。
至る場所で強烈なお香の匂いが立ち込めており、時折スパイスや甘いシロップのような食材の香りと、動物臭や埃や生ゴミの匂いとが入り混じって、キマッてしまいそうになるw
帽子屋が目に入り、店内に入る。そういえばまだ持っていない保温ニットキャップを買おうと思って
店員にどこからきたの?と話しかけられたので、日本の埼玉県からです、などといくつかの会話をしてから、帽子の価格の話になった。
商品には軒並み値札がついていない。なのでこちらから「ディスワン、ハウマッチ?」
じゃあ「250ルピーでどう?」と言うと、「
うーん、自然と安く帽子をゲットできてしまった。
カトマンズ 到着初日に、いきなり値引き交渉をして、安く買い物ができてしまったことに、気分を良くした笑
出だし快調♪
値引き交渉なんて高等技術だと思ってたが、中1レベルの英語力しかない私が、いきなりこなせてしまったぞ…。
まあ店員さんが控えめで良い人な感じだったのが大きかったと思うが。とはいえ、ウォーミングアップには良い買い物だった。
そのあと、適当に見つけたBAR的なレストランに入る。薄暗く、オレンジ色の蝋燭の灯りが照明になっている雰囲気のある店で、客は欧米人ばかりだったので観光客向けのレストランかと思われる。
高いかな?と思ってメニューをみたら、そこまででもない(しかし安くもない)
早速ネパール名物の「ダルバート」とエベレストビールを注文。それぞれ650円ほど。美味い。やはり期待通り、味はおいしい。ダルバートはボリュームもたっぷりだ。
変に馴染みのない味でもなく、日本人の口にも合いやすいと思う。
店員たちの動きは機敏で、笑顔と低姿勢な感じで好感度が高い。日本人のホスピタリティとそう大差はなかった。
お腹も満たせたことだし、ホテルに帰ることに。
早朝からの長距離移動と、慣れない光景が連続し、とても疲れた一日だった。
しかしどうにか慣れない土地で諸々を無事にこなし、またそれを楽しめるくらいの心の余裕もある。
いや、すごく楽しい。
気持ちが昂っていて、疲れていても中々眠れないほどであった。
おまけ(余談)
ホテルの前にバー&レストランがあり、そこの入口には黒人の守衛がいて、目が合うと笑顔で挨拶してくれた。それに応じて「Hi!」と笑顔で答え、少し会話になる。
守衛「どこ行ってきたの?」
私「夕飯食べにレストランだよ」
守衛「カトマンズは初めて?」
私「イエス。初めてです」
守衛「(親指立てて小躍りしながら)いいね!カトマンズ楽しんで!」
私「センキューwww」
警備員もなんだか楽しそうに生きている笑 これがカトマンズか。日本とは違うねw