ボルダリングしてる人の年齢層ってどれくらい?

ボルダリングしてる人の年齢層ってどれくらい?
今、巷で流行っているボルダリング、やっぱし若い人が多いなあ・・・
ボルダリングしてる人の年齢層ってどれくらいなのかな?
自分は30歳越えているけど、その中に混じっていくのはちょっと抵抗もあるなぁ。肉体的なピークも超えているし、今からはじめて果たして上達するのかどうかも疑問。こんな自分がトライするのはおかしいのかな?

 

そんな疑問をお持ちの方へ。

結論を申し上げますと、30歳超えていても全く問題ありませんし、そもそもボルダリングに年齢は関係ありませんのでご安心ください

実際にボルダリングジムに行かれるとわかりますが、小学生の子供から還暦くらいの中高年の方まで実に幅広い年齢層の方が楽しまれています。

現在の僕は、ボルダリング歴10年以上。
20歳台中盤でボルダリングをはじめて、30歳台でもジム通いを継続してきましたが、年齢のことは全く気にせずにボルダリングライフを楽しんでおります。




ボルダリングの年齢層は、20~30歳台が中心です

ボルダリングの年齢層は、20~30歳台が中心です

年齢層は20歳台が最も多い

ボルダリングジムなどで周りを見渡して観察していますと、20歳台の若い層が最も多いように思います。

まぁ、ボルダリングは、2020年の東京オリンピックの正式競技種目となり、各種メディアで取り上げられる機会が多いせいか、ブームが来ており、年々人気が高まっていますので、そういったムーブメントというのは20歳台の若年層を起点にしますからね。

どっぷりとハマッている中上級者も20歳台に多いですが、はじめたての初心者・初級者が圧倒的に多いのもまた20歳台ですね。

そういった方々は、大学とか職場とかの人たちと一緒に、また友人同士のグループでジムを訪れて、楽しまれている人が多いようです。

30歳台もたくさん

30歳台の方々もたくさんいらっしゃいます。こちらも20歳台同様、グループで楽しまれている場合も多いですが、20歳台よりは少人数(2~3人程度)でいる場合が多いように見受けられます。

また、単独でストイックに取り組まれている人も多数いらっしゃいます。

こうした方には中上級者が多い傾向があるように思いますね。
ひとりでもジムに通う習慣がある方だからこそ、上達してゆくのも必然なのかもしれません。

40歳台でボルダリングしてる人はいる?

勿論、いらっしゃいます

直接確認したわけではありませんが、あきらかに40歳台以上であろうと思われる方もたまにいらっしゃいます。

20~30歳台に比べたら、少数派となってしまうことは事実ではありますが、40歳台だからといって気後れをする必要は全くありませんね(断言します)。

40歳台以上の方も、単独でストイックに取り組んでいる人が多い印象ですね。
とはいえ、ジムで仲間ができて、20~30歳台の層と一緒に楽しくセッションしている光景もよく見られます。

 

年齢は関係ない

 

そもそも、ボルダリングに年齢なんて関係ありません。個人個人が、思い思いに自分のペースで楽しく取り組めばよいのです。

 

確かに、年齢が若いほうが、肉体能力も高く、練習すれば上達も早い傾向があるのは事実としてあります。

 

特に「デッド」「ランジ」「サイファー」といった、跳躍系の派手なダイナミックムーブなどは、若い人のほうがマスターしやすいでしょう。

 

しかし、年齢を言い訳に自分の可能性を妨げてしまうことはあまりにも勿体ないですね。40歳台くらいであれば、ボルダリングを楽しむことにおいては全く問題はないですよ。

 

なお、上記のダイナミックムーブは、ボルダリングの要素のほんの一部であり、グレード(=級)でいうと、多分3級以上にならないと使うことはほとんどないといって過言はないです。

 

そもそも、ボルダリングをはじめたばかりの人が3級に到達するまでには、一般の20歳台のサラリーマンが働きながらも、精力的・継続的に取り組んでいても数ヶ月から半年以上はかかりますし、

 

3級以下の課題では、90%以上はバランスやムーブといった「年齢とは全く関係がないスタティック(=静的)なテクニックが大切になってくるので、肉体的には無理のない範囲の動きで楽しめます。

 

 

もちろん年を取ると跳躍系の動きが全くできなくなるわけではないですし、現にそういった課題にトライされている40歳台以上の方も普通におりますので。

 

要するに、ボルダリングを楽しむことに年齢はほとんど関係がないですよ、とお伝えしたいですね。

 

【余談】外岩で60歳台と思しき方が1級をトライされていた

奈良県の御手洗渓谷というボルダリングエリア

以前、奈良県の御手洗渓谷というボルダリングエリアを訪れたときのこと。

 

我々は20~30歳台後半までの十数人のグループを編成して、山奥の河原にある素晴らしいボルダーエリアにてボルダリングを楽しんでいたわけですが、その日、60歳台くらいと思われる男性の方が単独でおられ、1級の課題(課題名は失念・・・)に取り組んでおられました。

 

いや~、非常にお強い方でして、フィジカルの能力ももちろんあったと思いますが、それ以上にバランス感覚が際立って優れており、動きが滑らかで非常に美しいムーブを繰り出していたことを記憶しております。

 

結局その1級課題を落とすことはできなかったのですが、あと少しで完登できそうなところまでは迫っておりました。

 

箒のように長い磨きブラシを持参しており、高いところの薄いホールドについたチョークを丁寧に掃除していた光景が印象的でした。

 

そのエリアによく通われている様子だったので、おそらく「主」的存在なのではないかと思われますが、ボルダリングというものは年齢を重ねても没入できる遊びなのだな、ボルダリングに出会えたことは幸運だったな、と強く感じた出来事でありました。

 

 

ボルダリングする目的は、色々あっていい

ボルダリングする目的は色々あっていい

年齢が若くても、そうでなくとも、ボルダリングは楽しめます。

 

上の記事では、はじめる年齢が遅くても上手くなれるのかどうか?といった視点で主に語ってしまいましたが、、

 

もちろん上手くはなれるのですが、上手くなることだけがボルダリングの楽しみではないということも強調しておきたいですね。

 

そもそもボルダリングする目的なんて人それぞれですから。

 

日ごろの運動不足を解消するためだったり、

 

単に色とりどりのホールドがついた壁を登ってみることがアスレチックみたいで楽しそうだからやっている、とかだったり。

 

身体ひとつで気軽に身体を動かせて、誰でも簡単に汗を流せるし、自然と笑顔になって気分も高まる。そのこと自体が明日に取り組む仕事への活力に繋がりますし、人間として健全な生き方ができるようになると思うんです。

 

それがたまたま、ボルダリングというだけだったとしても、僕は素晴らしいと思うんです。

 

だから、貴方も色々あるとは思いますが、自分らしく、自分のペースで、素敵なボルダリングライフを楽しんで行きましょう^^

 

ボルダリングは身体が硬い人には厳しい?