【初心者向け】アイスクライミング体験なら岩根山荘でキメ【徒歩0分】

【初心者向け】アイスクライミング体験なら岩根山荘でキメ【徒歩0分】

こんにちは、トミーです。

アイスクライミングをやってみたい!でも、、何をどうしていいかわからん。
装備は何がどれほど必要なの?どこで買えるの?どこで体験できる?自分にもできる?
いろいろわからないことだらけなので、ざっくりでもいいから誰か噛み砕いて教えてほしいなぁ~

そんな疑問にお答えいたします。

ちなみに僕がはじめてアイスクライミングを始めたのは、2009年。

そして、過去には日本を代表する有名アイスクライミングルートである、甲斐駒ヶ岳北面にある黄蓮谷右俣というルートを登り、連続する氷瀑を登攀しながら甲斐駒ヶ岳の頂上を踏んだこともあります。

最近はあまり登っておりませんでしたが、先日に久しぶりにアイスクライミングが体験できる人工氷壁「岩根山荘アイスツリー」にて登ってまいりました。ここでは、初心者がアイスクライミングというスポーツを初めて体験するのに日本で最もおすすめだと思っていますので、ざっくりとご紹介してみたいと思います。




岩根山荘アイスツリーとは

岩根山荘アイスツリーとは

人工的に作成された氷の壁

鉄骨が組まれた立方体状の櫓(やぐら)の上部から水を垂らし続け、冬期の低温環境にて少しずつ氷結させてゆくと、立派な氷の壁が出来上がります。

ここが、アイスクライミングの体験場・練習場として活用されるわけです。

冬期にのみ営業しているアイスクライミング体験用の人工氷壁。「アイスゲレンデ」と言ったかんじでしょうか。

岩根山荘アイスツリーはどこにあるの?

長野県川上村(八ヶ岳の東方)、標高約1500m付近に位置している岩根山荘の敷地内にあります。

車でアクセスでき、ほぼほぼ横付けできるので、アプローチは実質徒歩0分です。

べ、便利過ぎる・・・!(汁

道具は何が必要?レンタルできるの?

まず、必要な道具は、以下になります。

ギア

ウエア(一般的な冬山登山用のウエア)

アルパインジャケット
フリースもしくはソフトシェル
③オーバーパンツ
④アンダーウエア上下(長袖シャツ・タイツ)
⑤オーバーグローブ
⑥インナーグローブ
⑦目出帽(バラクラバ)

 

めちゃめちゃ必要やん!!

と思われた方も多いと思います・・・汗

そのとおりですね。

正直、冬山登山の経験が1度もない人だと、特にウエアは何一つ持っていないと思いますので、それであればアイスクライミングを1回体験するためだけにウエアを全て買い揃えるというのは結構経済的なハードルが高いと思います。

しかし、アイスクライミングを実際にやってみたい!と思う人は、たぶんすでに冬山登山を何度か経験していて、そのタイミングで興味を持つ人が多いと思うので、そうするとすでにウエアについては全て持っている状態であると思いますので、考える点としてはアイスギアがレンタルできるかどうか?ということですよね。

もし冬山登山全くしたことないしウエアも全く持っていないけど、アイスクライミングだけはとりあえずまじで体験してみたい!って方は、個別で相談に応じますので直接ご連絡いただけましたら幸いです。

【お問い合わせはこちら】tomyclimbing@gmail.com

レンタル可能な道具一覧

①アイスバイル(アイスアックス)×2本
②アイスクライミング用クランポン(アイゼン)
③冬山用登山靴
④ヘルメット

使用料金はいくら?

以下のとおり。

大人 一般(平日) 2000円 / 1日
一般(土日祝) 2500円 / 1日
宿泊者 1000円 / 1日
子供 一般 1050円 / 1日
宿泊者 700円 / 1日

アイスクライミングを体験してみよう

アイスクライミングを体験してみよう

アイスクライミングの面白さとは

両手にアイスアックスを握り、氷をガシガシと叩き込む感覚。

両足に付けたアイゼンを、氷をガツガツと蹴り込む感覚。

これって、アイスクライミングでしか体験できない特殊な感覚なのですが、これがなかなか病みつきになりますね。

普段の生活でこういった動き、しないじゃないですか。

アックスを振り下ろす!アイゼンを蹴り込む!
アグレッシブな動きなので、割とストレス発散になりますよw

とまあ、半分ジョークも入ってますが、やはり氷壁を登り切ったときの独特の達成感はなんともいえないジワッとした魅力がありますし、綺麗な氷のモニュメントが目の前に立ちはだかっていると、自然と登りたく(征服したく?)なってくるものです。そうした欲求を満たしてくれるのがアイスクライミングというわけです。

岩根山荘のような人工氷壁でも十分にその魅力は堪能できますが、
自然の中にできた氷柱を登ることにはさらなる魅力が隠されています。

人工氷壁でトレーニングを積んで自信がついてきたら、こうした自然の氷に挑戦してみることも視野に入ってくるようになります。アイスクライミングの世界はどんどん広がってゆきますね。

【不安】・・・でも、やっぱり寒いのがツライよね?

たしかに、アイスクライミングって寒そうですよね。笑

まぁ寒いのは事実なんですが、岩根山荘に関しては、先日に行ったみたところほとんど寒くなかったです。

その日は現地の気温は3℃。確か東京都内は1℃とかだったので、都心のほうが何故か寒かったというw
天気もよかったので陽射しもあって、実際すげぇ暑い!と思いました。

まぁこんな日はたまたまだったのかもしれませんが、普段であればマイナス2~5℃くらいかなと思います。

冬山登山のウエアをしっかり着用し、ダウンジャケットも持参していたら、寒さについては実際はそんなに気になりませんよ。

登っている最中は激しく運動しているわけなので、全身に血がめぐって体温はあがっていますので、むしろやや暑く感じるくらいです。

【最重要】道具を揃えたからと言って、いきなり登れるわけではない

道具を揃えたからと言って、いきなり登れるわけではない

アイスクライミングやってみたい!と思って、必要な道具やウエアを全部揃えたからといって、全く知識もないままいきなり行って登れるかというと、そういうわけではありません。

岩根山荘の人工氷壁アイスツリーは、安全便利な環境で楽しくアイスクライミングが体験できる施設ではあります。

しかし、アイスクライミングで使用する命綱(=固定ロープ)は自分で用意し、設置作業をしなければなりませんし、登っている人の安全を、ロープで確保するための技術(=ビレイ技術)を身につけていなければなりません。

実際に体験するまえに、最低限度の知識と技術を学んでおくことが必要なわけです。

うーん、なんだかめんどくさい・・・と思われたでしょうかね。

それでは、てっとりばやくアイスクライミングを体験するには、具体的にどういった方法があるのかというと、それは下記になります。

 ・ガイドが主催するアイスクライミング体験イベントに申し込む
 ・アイスクライミングの経験者に連絡をとり、一緒に行く約束を取り付ける

【注意】逆にやってはいけないことは下記になります【CAUTION】

 ・このブログ記事だけを読んで、道具を買い揃えて単独で(もしくは初心者の仲間とだけで)岩根山荘アイスツリーへ行く
 ・アイスクライミング関連の技術書や雑誌、その他のネット記事などだけで得た知識で、道具を買い揃えて単独で(もしくは初心者の仲間とだけで)岩根山荘アイスツリーへ行く

要するに、机上の知識を学んだ初心者だけでは行ってはいけない、ということですね。

初めての場合は、絶対に経験者と同行する形で行きましょう。

ちなみに僕が初めてアイスクライミングに行ったときは、まず山岳会に入会し、そこで知り合った経験者の方に連れていってもらいました。

さらに申し上げると、アイスクライミングがやりたいから山岳会に入った、というわけではなかったです。

アイスクライミングを初体験するまでの経緯

①岩登りがやりたいから山岳会に入った
②岩登りの基本的な技術を学んだ
③その年の冬になったらアイスクライミングがやってみたくなった
④山岳会内で、経験豊富な会員がアイスクライミングに一緒に行く人を募集する旨の告知を出しているのを見つけた
⑤その告知をみて、すぐに「初心者ですけど同行させていただいていいですか?」と連絡をした

上記の感じです。

この間に、クライミングギアも少しずつ買い揃えていましたので、事前に急に全ての道具を買い揃えたわけではありません。

実際に体験するにあたっての注意点

岩根山荘では、受付をしてからアイスツリーを利用させていただきます。その際には、利用に関する注意説明や誓約書のサインがありますので、よく理解して利用しましょう。

特に、最近はアイスクライミングが人気になってきているので、平日であっても利用者が多い状況にあります。

すぐ隣の近い距離で、別のパーティが登っていたりするわけなので、お互い邪魔にならないよう、気持ちよく利用できる配慮が必要になります。

登っていると、落氷なども頻繁に起きますので、隣のパーティに氷を当てて怪我をさせてしまうと大変なことになってしまいますので、十分に注意しましょう。

【体験談】約2年ぶりに登ってみたら・・・

岩根山荘アイスツリーで、約2年ぶりのアイスクライミング

ちなみに僕は、先日に岩根山荘アイスツリーで、約2年ぶりのアイスクライミングをやってきました。

やっぱし、ひさしぶりだと、、動き方や感覚をほぼほぼ忘れてしまっており・・・。

全然ダメダメでしたねぇ~汗

体がこわばって全身に力が入りすぎてしまったし、動きもガチガチで超ぎこちなかったです。

ボルダリングやフリークライミングと同じく、バランスの取り方や足(=アイゼンの先端の爪)での立ちこみ方が大切だと頭ではわかっていても、なかなかうまくできんもんです。

でも冬とはいえ、自然豊かなところまで行って、外で体を動かすことはやっぱり爽快感がすごいですね。大層気分がよかったです。普段デスクワークにかじりついているサラリーマンの方には、ぜひおすすめしたいです。

・・・と、まったく下手っぴな僕が、アイスクライミングとは何ぞや?みたいなことをドヤ顔で解説してみました。

みなさまも是非、機会あればアイスクライミングを体験してみてください。