ロッククライミングの魅力とは?【⇒大きく分けて、3つある】

ロッククライミングの魅力ってなんだろう?正直言って、危険そうだし、怖そうだし、辛そうだし・・・。その魅力がいまいちよくわからない。そうまでして登ることに、彼らはどんな意味を見出しているんだろう??

 

そんな疑問をお持ちの方へ。こんにちは、トミーです。

ロッククライミング歴10年以上、ボルダリング・フリークライミング・アルパインクライミング、登ることは全て大好きです。日本国内の有名な岩場も、多少は色々と登ってきました。

さて、「ロッククライミング」というと、最初に受ける印象としては、危険な要素ばかりが目立っているのかな、と思います。それでもロッククライミングを楽しんでいる人は、僕自身も含めて実際に存在しています。

それじゃあ、ロッククライミングの一体何が魅力なのでしょうか?

以下、当記事にて深堀りをしてゆきます。




ロッククライミングの魅力とは?【⇒大きく分けて、3つある】

①高度感から来るスリル(=怖いもの見たさ)を体験できる

高いところ、足元の空間が切れ落ちているようなところって、そこから下を見下ろしたりしたことって誰にでもありますよね?
それってちょっとした「怖いもの見たさ」みたいな好奇心からくる行動ですよね。

みなさんが東京タワーの展望台とか高い場所に行くのも、そういった好奇心ですよね。
ジェットコースターに乗って興奮体験を味わうのも、「擬似恐怖」を体験したいという好奇心ですよね。

ロッククライミングも、そんな感じの要素があると思います(完全に同じではないかもしれませんが・・・汗)。

怖そうなものって、近づいてみたり体験してみたりしてみたいのが人間の性です。
そしてそれを面白がったりするわけです。

そういう欲求を満たしてくれるもののひとつが、ロッククライミングじゃないかと僕は思っています。

②頭脳と身体能力を総動員してルートを登りきったときの達成感がものすごい

ロッククライミングを実際にやっていると強く感じますが、頭脳と身体能力を総動員してルートを登りきったときの達成感がものすごいです。
このことが正直言って、3つのなかでも最も圧倒的な魅力だと思っています。

まずは岩壁を眺めて、どのようなルートを取ってゆくのかの戦略を立てる。
自分たちにとって、「魅力的で」「手ごたえがあって面白そうで」「リスクマネジメントが可能な」ライン取りを考え、その上でどのように登ってゆくのかを考えます。

そして、どのようなギア(=道具)を取捨選択し、どのパートを自分とクライミングパートナーで担当するのか。それが決まったら、天候や気温などの自然条件に常に気を払いつつ、目標の岩壁に挑戦します。

登る中で、様々な形状の岩が出てくるので、それを自分の身体能力と頭脳を掛け合わせながらムーブを繰り出し登ってゆきます。時には爪先の先端で細かいスタンスを拾いながらバランスを保ちつつ、時には垂直以上に迫り出した岩に思いっきり飛びついたりして、自分の身体能力をフルに発揮します。

そうして、岩壁を登りきれたときには、登ったクライマーにしかわからない「じんわりとした、それでいて強烈な達成感」を味わうことができるのです。

この感覚は、クライマーに絶大な多幸感をもたらします。

③大自然のすばらしさを満喫できること

ロッククライミングを行う場所は、往々にして雄大な自然の中というロケーションです。
あたりを見渡すと、壮大な山々や自然の景色が展開しています。

そこにいるだけで、晴れていれば太陽の陽射しを受けつつおいしい空気やマイナスイオンを浴び、心が豊かになれますし、こうした環境の中で自分の肉体を躍動させ、能力を発揮する(自分を出し切る)ことができる喜びを味わえますので、心身ともに完全なるリフレッシュができてしまうのです。

【体験談】なぜロッククライミングをやるようになったのか?

もともとは山歩きを楽しんでいました

僕は大学時代にアウトドアやハイキングのサークルに入会し、そこで山歩きを始めました。

都会育ちだった僕は、最初「山」という自然がある場所そのものがめずらしくて、新鮮な感動を覚えていました。

そして運動神経がなく体力がない僕でも、山歩きならば自分でもできることがわかり、山を歩くという活動によって自分の居場所をやっと見つけられたのです。

夏になれば、北アルプスなどの高い山々に登ります。高い山々からの景色と絶大な開放感は、さらに山にハマるきっかけとなりました。

高い山を好んで登るようになると、次第にロッククライミングに興味を持つようになった

高い山や岩山の景色をみて感動を覚えたので、北アルプスの穂高や剣岳には何回も登りに行きました。

そうした山々では視界全体に「ド迫力の切り立った岩壁」が入り込み、こうした場所を登るロッククライマーという存在に憧れ、ロッククライミングというものに想いを馳せるようになってゆきました。

たくさんの山を登ってゆくうちに、その対象は「より険しく困難で」「よりレベルの高い」、つまりは岩登りという世界にシフトしてゆくことは、わりと自然な流れなのかなと思います。

もちろん「ロッククライミングはさすがにちょっと・・・」と一線を引いて踏み込まない人は多くいます。

しかし「山登りをさらに深堀りして、その世界を追求していきたいなぁ」と思う人で、ロッククライミングにたどり着く人もまた多いはずです。

それで、ロッククライミングをしたいと思うようになり、そのために行動を開始します。

まず最初にやったことは「クライミングジムに行くこと」。

そこから少しずつ、紆余曲折を経ながらも、ロッククライミングの世界へアプローチしてゆきました。

ロッククライミングを体験するためにはどうすればよいか?

ロッククライミングに興味をもったならば、まず最初に起こす代表的な行動として以下の3つの選択肢があります。

①クライミングジムに行く

僕が最初に取った行動はこれです。

最近では全国的にクライミングジムが増えてきたおかげで、わりと気軽にロッククライミングを体験できるようになりました。

ネットに無限に情報はあるので、まずはお近くのクライミングジムへ行ってみるのが良いと思います。

「道具とか持ってないし、何買っていいかもわからない」
「未経験だし、仲間もいないし、どうにも不安・・・」

こうした声もありそうですが、全く心配は無用です。

乱暴に言ってしまえば、とりあえず、Tシャツとジャージだけを持参していきなりクライミングジムに行けばOKです。

このあたりは下記の記事で詳しく解説しています。

②プロガイドに依頼する

室内で登るのはすでに体験済みで、やっぱりアウトドアの岩を登ってみたいよ!という方は、プロガイド(山岳ガイド)に依頼してみることが早いです。

プロガイドも、ネットはもちろん、書店で山岳雑誌(山と渓谷」「岳人」「PEAKS)などを調べると情報が出てきます。

また、クライミングジムによっては「外岩講習」とかの講習会や体験会を開催している場合もあります。そうしたところにアンテナを張っておくことも大切ですね。

③山岳会(登山サークル)に入会する

世の中には、社会人山岳会というものが多数存在しており、そうしたところの門を叩いてみることもロッククライミングへの有効なアプローチです。

各山岳会のホームページなどから入会希望の申し込みなどを行えば、おそらくは定例会や飲み会の案内などの返信があるはずです。

まずはそうしたところから顔を出し、会の雰囲気が自分とマッチしそうであれば入会したらOK。

そこから会員として活動することになれば、会のメンバーからの誘いなどによって、自然とロッククライミングの世界にいざなわれてゆきます。

社会人山岳会は、下記サイトから探すことが可能です。

 

以上となります。

ロッククライミングがあなたにとって潤いのライフスタイルの一環となれば幸いです^^