こんにちは、トミーです。
登山歴は約20年、テント泊での登山が好きです。
さて、先日に僕は北アルプスの「新表銀座」と呼ばれる縦走路をテント泊で縦走してきました。新表銀座とは、燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳までの縦走路を指すそうです(最近知りましたw)。パノラマ銀座とか、常念山脈縦走とか、そんな言い方もしますね。
ちなみに表銀座とは、燕岳~大天井岳~西岳~東鎌尾根~槍ヶ岳へ至る縦走路です。こちらのほうが有名ですね。
しかし今回、「新表銀座」をテント泊縦走して思ったことは、なんといっても3000mアッパーの槍穂高連峰の全貌が深い峡谷を挟んで見え続けており、山岳展望のスケール感が日本有数であり、すばらしいということです。そして、期待を裏切らない、満足度の非常に高い登山が堪能できます。
以下、山行記録やアクセス情報など、個人的に体験したものをシェアしたいと思います。
目次
- 1 北アルプス新表銀座テント泊縦走はどんな感じ?【ブログで山行記録】
- 1.1 圧倒的スケール感ある山岳展望
- 1.2 今回、単独でテント泊縦走をしてみたが、思ったことや感じたことなどを書いてみる
- 1.2.1 「単独だと、コミュニケーションコストがかからないから圧倒的に気楽」
- 1.2.2 「単独だと、テント内が広く、失くし物もすぐ出てくる」
- 1.2.3 「単独こそ、未知の人との出会いがあり、楽しい交流が発生する」
- 1.2.4 「テント泊ですか、すごいですね!」と言われたことについて
- 1.2.5 「テント泊をやってみたい人が結構いるらしい」
- 1.2.6 「登りがラクになるコツは、”無心”になり、”あえて、ゆっくり丁寧に歩む”」
- 1.2.7 「朝晩はとにかく寒い。夜は寒いし、することないし、寝るしかない」
- 1.2.8 「燕山荘キャンプ地のトイレで、”おつり”をもらった話」【食事中の人は読むな】
- 1.2.9 「久々の登山で、体力が完全に不安だったが、全く問題なかった」
- 1.2.10 「山では、そこにいるだけで不思議とエネルギーがもらえる」
- 1.2.11 「常念小屋は、ガスっていると発見できない」
- 1.2.12 「トイレットペーパーは多めに持参すべし」
- 1.2.13 「スマートフォンは各山小屋で充電できる」
- 2 北アルプス、新表銀座テント泊縦走のアクセス情報と使用テントや食料計画など
北アルプス新表銀座テント泊縦走はどんな感じ?【ブログで山行記録】
何と言っても、圧倒的スケール感ある山岳展望がすばらしいです。
圧倒的スケール感ある山岳展望
まずは写真をご査収ください。
どうですかね?
控えめに言って、最高の景色ですよね。
なお、今回は、野生動物たちなんかも間近で観察できました。
ニホンザル。餌を求めて、稜線まで上がってきていました。近くにもたくさん群れていました。
ホシガラス。高山エリアにしか生息していない野鳥です。下界のカラスと違い、うるさく鳴きません。
今回、単独でテント泊縦走をしてみたが、思ったことや感じたことなどを書いてみる
「単独だと、コミュニケーションコストがかからないから圧倒的に気楽」
単独だと、登山前や登山中に発生する諸々のコミュニケーションコストが削減できます。
それらは、例えば下記です。
- 登山前、装備分担・行動計画・食事計画・交通手配に関する打ち合わせ(メール、電話、対面で会うなど)
- 登山中、今後の行動予定・ペース配分・テント設営・炊事作業・起床時間に関する相談
これらは、もしお互いに意見がまとまらなかった場合、トラブル発生の種になり得ます。
交渉事は、時間やエネルギーも消費します。
自分軸を犠牲にして、他人軸を優先せざるを得なくなることも多々起きます。
こういった作業が、単独では一切発生しないので、非常に気楽でした。
なお、今回のテント泊縦走計画は、そもそも「行こう」と思い立ったのは、出発の1日半前でした。決めてから、出発までの速さが尋常じゃないですね。笑
もちろん、仲間と行く登山は、楽しさとか感動とかを共有できるため、楽しみが何倍も増幅するわけでして、また単独とは違って、遭難や体調不良が起きたときにも助けてもらいやすいですし、寂しくなく、安心感もあります。
僕も縦走登山は、これまで気の合う仲間と一緒に行くことが多かったですし、別段トラブって嫌な思い出になったこともないですし、仲間と一緒に行く登山は楽しかったことが大半なので、仲間と行けるようならそのほうがおすすめです。
なので、一概に「単独マンセー!」ということではなく、一長一短あるなぁという話です。僕は、そのときの心境や気分で、単独で行くかグループで行くかを決めています。
「単独だと、テント内が広く、失くし物もすぐ出てくる」
単独だと、荷物も自分の荷物しかないし、テント内の空間がかなり広くなります。
テント内で無意識・無造作にモノを散らかしたりしても、自分以外の人間がいないので、モノが勝手に移動されたり紛失したりするという可能性は低いです。
モノの出し入れとか、細かい移動とかにも気を遣わないので、精神的に非常に楽です。
何人かでテント内に居ると、モノで溢れかえるし、小物とかすぐにどっかいってしまうので、頻繁に探し物をするハメになるんですよね・・・
僕は、手元で作業してたらしょっちゅうモノを無意識にどっかにやってしまうので、頻繁に「あ、あれどこ行った??やべ、無くなっちゃった」とか言いながら探したり、探してもらうハメになります。
この状況、結構ストレスです・・・。でも、単独では、これがほとんどないのでとても気楽でした。
あえて言うなら、ガス缶のキャップを少し見失った程度ですかね(探せばすぐに出てきました)
「単独こそ、未知の人との出会いがあり、楽しい交流が発生する」
「単独でいること=孤独」ではありません。
むしろ、山で単独でいるからこそ、人に話しかけたり、人から話しかけられたりしやすい状況になることは多いものです。
縦走登山は、ある意味非日常空間です。
単独でいても、その時間は自分の好きなことをしている時間ですから、テンションが上がっていたり、またはリラックスしていたりするので、見知らぬ人と出会い、交流が発生する確率が高まります。
というか、ほぼ確実に、見知らぬ人と話す機会があります。
なぜなら、山頂とかでは必ず写真撮影をお願いしたり、お願いされたりするからです。
今回も、大天井岳山頂では、写真の撮影をお願いされたことがきっかけで、見知らぬ登山者と会話などすることがありました。
ほかにも、徳沢園で休んでいたら見知らぬ人に話しかけられましたし、徳沢ロッジで日帰り入浴をしているときには、見知らぬおじさんに話しかけられ、登山の話から発展して壮大な人生テーマに至るまで話が盛り上がってしまいました。
しかし、一期一会の交流がとても楽しい時間でした。
「テント泊ですか、すごいですね!」と言われたことについて
大天井岳山頂で出会った中高年の方に言われたことです。テント泊は、すごいことらしい。
というのも、たぶん荷物がでかくなり、運搬が大変だし、体力あるよね~って思われるからかな、と。
あとは、テント泊したことない人からしたら、サバイバル力があるように見えるからかな、と。
実際にやっている人はわかると思いますが、テント泊登山をすごいこととは全く自覚していないんですけれど。まぁ、単純に「すごいですね!」なんて言われると、「え。そ、そうかな・・・?ま、まぁね!(照)」という気分になるので、ちょっと嬉しくなります。
「テント泊をやってみたい人が結構いるらしい」
常念小屋のキャンプ地にて。テントの中でぼーっとしていたら、外から通りすがりの登山者の会話が聞こえてきた。
女性:テント泊テンションあがるんだけど
男性:うん、やってみたいな
そうなのかー。テント泊、やったことない人でやってみたいと思う人は結構いそうだな・・・
そんなふうに感じました。
たしかに、テント内というのは、自分たちだけのプライベート空間であり、いわば「自分の城」。
自分で好きな料理を自炊する楽しみもあるし、アウトドア感が強く味わえるので、山を自力で渡り歩いている充実感もあります。好きな場所に張れるし、なにより小屋泊と比べると圧倒的にお金がかからないというのはメリットです。
大体一般的な山小屋だと、1泊2食つきで1万円くらいしますが、テントだと500~1000円くらいで済みますからね。
「登りがラクになるコツは、”無心”になり、”あえて、ゆっくり丁寧に歩む”」
登山初日。日本3大急登と呼ばれる合戦尾根を登っているとき。急登だし、先は長い。背中にはそれなりの重量がのしかかる。
こんなときは、意気込んだり焦ったりしてもしょうがないので、ある意味観念した気持ちで「無心」になり、「あえて、ゆっくり丁寧に歩む」というのが、疲れにくい歩き方のコツになります。
森の景色・大気の清涼感・鳥の鳴き声・沢のせせらぎを五感で感じつつ、今この自然の中に自分の身体が在ることを意識し、時に浮かんでは消える思考や自分との対話もありつつ、淡々と歩みを進めてゆく。
そう、歩くとか登るとかいう意識ではなく、
「歩む」という表現がしっくりくる気がします。
やまをあゆむ。このことの尊さを感じられると、不思議と登山が苦行ではなくなってきます。延々と続く自然の中の時間に心身が溶け込んでゆき、気がつけば自分の身体は合戦小屋に到着していました。
「朝晩はとにかく寒い。夜は寒いし、することないし、寝るしかない」
山では、ときに厳しいその自然環境によって自分の心身が直接的に影響を受けます。9月の下旬は、下界ではまだ夏のように暑いですが、山の朝晩は0℃近くまで冷え込み、東京の真冬くらいの感じになります。
夕方、日が山の稜線の向こうに落ちると一気に冷え込みが始まります。5℃を下回るようになると、フリースの上に薄手のダウンジャケットを着込んでいても、次第に震えが止まらなくなります。もちろん呼気は白くなります。
夕暮れの美しい北アルプスの山々をいつまでも眺めていたいですが、人間寒さには思った以上に耐えられないのでテント内に逃げ込んでしまいます。
そして、テント内もなかなか寒いので、シュラフを出してくるまります。スマホも電池残量が気になるし、外は暗いし、話し相手もいないし、もう寝るしか過ごし方の選択肢はないのです。
でも日没とともに強制的に睡眠に追い込まれることは、「明日夜明け前に起きてもたっぷり9時間は寝れるなあ」という幸せも感じられて、ある意味では贅沢だなと思ったりします。
「燕山荘キャンプ地のトイレで、”おつり”をもらった話」【食事中の人は読むな】
燕山荘といえば、北アルプスでも有数の大規模で有名な山小屋です。
なので、設備やサービスも充実はしています。
が、しかし。テント宿泊客用の外トイレは、完全なる山のトイレ(ボットン式)です。夜にはもちろん電灯なんかなく真っ暗だし、手洗い場や鏡もありません。和式便器の下には、肥溜めの海が広がっています。
山慣れしていない現代人は、きっと「うっ・・・」と思うことでしょう。
早朝の夜明け前、ヘッドランプの灯りを頼りに用を足しに行ったのですが、
そこで超久しぶりに食らってしまいました。
巨大な”おつり”を・・・!
おつりとは、「脱糞した際の跳ね返りの糞便飛沫」のことです。
多くの登山者の熟成された糞便液を、左ケツのど真ん中に食らってしまったのであります!
ぐはぁ!
汚くてごめんなさいm(__)m
これも、縦走登山をやる限りは受け入れなければならない試練であります・・・
「久々の登山で、体力が完全に不安だったが、全く問題なかった」
このとき、僕は、テント泊縦走は3年ぶりくらいでした。登山自体については、年明けの冬の赤岳~硫黄岳のとき以来で、約8ヶ月ぶりでした。
年齢も40代なので、ブランクがあってからの登山は体力的にも不安を感じていました。しかし、実際には、体力面は問題なく歩きとおせました。
コツとしては、「むやみに早く歩こうとせず、あえて意識的にゆっくり歩くこと」です。
そのようにすることで、無理がなく疲れにくいペース配分での歩き方になるため、休憩回数と休憩時間が短くなり、一日の歩行時間のトータルとしては自分で思うよりは結果的に早いペースで歩くことができました。
「山では、そこにいるだけで不思議とエネルギーがもらえる」
山に来ると、毎度思うことですが・・・
山では、そこにいるだけで不思議とエネルギーがもらえる感じがあるんですよね。マジで不思議です。
雄大な風景、自然の風景、風の音、せせらぎの音、鳥のさえずり、大地のぬくもり・・・。そういった地球本来が持つ生命エネルギーとの共鳴によって、人間本来のパワーが呼び起こされているのかもしれません。
ちょっと何言ってるかわからないですね。スイマセンw
「常念小屋は、ガスっていると発見できない」
これは誤算だったことですが・・・
常念小屋は、横通岳と常念岳のコル(鞍部)にあるので、登山道を歩いていたら自動的に辿り着けるものと思っていましたが、このときは昼前くらいで結構ガスっていたんですよね。
んで、テン場の脇をとおり過ぎたのでそろそろ常念小屋か、と思いきや、常念小屋がコルに存在してないんですよ。
は?と思いつつ、もう少し先まで歩けば小屋か・・・と思い、向かいの斜面を登りはじめたんですが・・・
明らかにおかしい。小屋がみえてくる気配がない。
小屋の近くなら、発電機のモーター音があるはず・・・と思い、耳を澄ませつつ、もう一度来た道を戻ってみる。すると、さきほどのコルのところから、少し西に下ったところに常念小屋がありました。もちろんこんなにガスっていなければ迷わないわけですが、ちょっとビビリましたね。
この日は僕のほかにも、常念小屋を見つけられずに、迷っている方をチラホラみかけました。
「トイレットペーパーは多めに持参すべし」
今回、装備チェックが甘かったせいで、トイレットペーパーも前回の残りを確認もせずにパッキングしてきたため、明らかに足りなくなってきたんですよね。
特に今回は途中で風邪っぽくなってきて、常念小屋ではテントを張った直後からくしゃみが止まらなくなってしまい・・・。鼻をかみまくっていたらあっというまにトイレットペーパーが底をついてしまいました。こんなに鼻をかみまくることは想定外でした。
困った僕は、常念小屋の受付にいって「ティッシュペーパーとかは販売していませんか?」と聞きました。
そしたら、「ティッシュペーパーは、、売っていないですね」と言われたんですが、それを聞いていた近くにいた登山者が余ったティッシュペーパーを分けてくださったんです。
いやはやマジで助かりました。そして、小屋の人も「ここに余ったのがあったんで、よかったら」といいつつ、さらにティッシュペーパーを二つ分けてくれました。
山では、困った人がいたら助け合える。そんな人情に触れることができ、幸せを感じました。
(というか、主に助けていただいてばかりでした・・・。ありがたい限りです)
「スマートフォンは各山小屋で充電できる」
今回縦走して知ったことですが・・・。スマホは各山小屋で充電できるんですね。
具体的には下記の感じで、充電が可能です。
- 燕山荘・常念小屋・・・ 1回100円で、1時間の充電が可能。小屋玄関横に電源タップあり。
- 徳沢園・・・ 1回100円で、20分の充電が可能。玄関受付に申し出る。
徳沢園だけ、完全充電ができなかったので辛い感じですが・・・
燕山荘・常念小屋は、充電時間の縛りはゆるく利用者の任意で、という感じだったので、満充電が可能でした。
とはいえ、利用者が多いときは、言うまでもなく譲り合いを心掛けることが大切です。
マナーは守ることを心がけましょう。
北アルプス、新表銀座テント泊縦走のアクセス情報と使用テントや食料計画など
新表銀座の情報をシェアします。
新表銀座縦走の具体的な行程、行動時間
登山口→中房温泉(標高1450m)
9月24日 | 中房温泉6:13~8:50合戦小屋(食事休憩)9:13~10:08燕山荘(テント泊) | 行動時間3:55 |
9月25日 | 燕山荘6:32~9:35大天井岳9:42~12:10常念小屋(テント泊) | 行動時間5:38 |
9月26日 | 常念小屋6:29~7:35常念岳7:58~11:44蝶ヶ岳山荘12:30~15:02徳沢園(テント泊) | 行動時間8:33 |
9月27日 | 徳沢園9:11~10:45上高地 | 行動時間1:34 |
(※注:「行動時間」は、休憩を含む歩行時間です)
日によってばらつきがありますが、大体少ない日で4時間、多い日で8時間くらい歩きます。
夏山登山を数回経験された方ですと、おおよそ「あぁ、そんくらいの感じか」と感覚的に想像ができるかと思います。
しかし、登山経験があまりない方には「え、そんなに歩くの?やっぱり、かなりしんどそう・・・」と感じられるかもしれません。
ちなみに、テントを担いでいるため、背中の荷物はわりと大きく、僕はオスプレーの60リットルザックを使用しました。重さ的には、実は軽量していないのでわかりませんが、たぶん13~15キロくらいかな?と思います。縦走登山の荷物としては相当に軽いはず。
体力はどれくらい必要?
人並みの体力で全く問題ありません。
高齢者の登山者もたくさんいらっしゃいます。
普段全く運動をしない人は、ウォーキングやジョギングをしておいたほうが無難ですね。
今回僕は、3泊4日でした
僕は、平日に4連休を取り、今回は3泊4日の行程でした。
なお、新表銀座縦走は、頑張れば2泊3日で歩ききることも可能です。
なので、8月や9月の3連休などを利用すれば、社会人の方でも無理なく予定が組めるかと思います。
テント泊に関して
使用テント
僕は下記の2人用テントを使用しました。
ライペン(アライテント)・エアライズ2です。
エアライズ1という1人用もあるんですが、2人用のほうが明らかに広く、とはいえ1人用と比べても重量や収納サイズは実質ほとんど変わりませんので、1人で使う想定でもエアライズ2にしておいたほうがよいでしょう。
1人でも設営しやすく、撤収もしやすく、初心者でも使いやすいのでおすすめです。
食事について
一応自炊ですが、今回は単独ですし、僕は食事には全くこだわらなかったので、荷物を極力軽くするため、4日間、朝晩すべて、アルファ米・フリーズドライにしました。
尾西食品・アルファ米を選びました。
ドライカレー・チキンライス・エビピラフなど、ほかにもかなり様々なバリエーションがあります。最近のアルファ米はもはや完全に美味いですね。
昔はこの手のやつは変な匂いがあったり食感が悪かったりで不味かったんですが、今のやつは全く問題なし。それでも、生の食材がないと味気ない!と思う人は多いでしょうから、そうした人は多少献立を工夫したほうが山での食事はたのしいです。
しかし、僕はそうしたこだわりは今回の縦走では完全に捨てていました。なぜなら、体力が不安なブランク明けの登山で、目的が「荷物をできるだけ少なくして、北アルプスを数日間歩き切ること」だったため。
なので、荷物の軽量化と、面倒な炊事作業(食材を切る・鍋や食器洗い・拭き掃除などの後片付け)や炊事時間の排除と、持ち帰りゴミの削減などを優先し、すべてアルファ米&フリーズドライにしました。
新表銀座縦走の交通アクセス
今回は、東京竹橋発の中房温泉直通夜行バスを利用しました。
23:00に出発し、5:30頃に到着しました。
都内勤務なので、仕事が終わった後に竹橋の集合場所まで移動して、そのまま山へGO!でした。
バスで夜を明かしたら、もうそこは中房温泉登山口です。
夜行バスは、電車のように乗り換えとかで体力や頭を使わずに住むので、個人的によく利用しますが、4列シートで狭いですし、疲れが取れず熟睡するのが難しいので、敬遠する人も多いですよね。
夜行バスが無理な人は、初日は鉄道&バス(もしくはタクシー)で昼間のうちに移動し、中房温泉に前日入りしてテント泊し、翌朝に出発、といった計画になるかと思います。
例:新宿(特急あずさ)→松本(大糸線)→穂高(定期運行バス)→中房温泉
しかし、1日余分に時間がかかってしまうことがデメリットではあります。大抵の社会人の方は、時間が取りづらいでしょうから、夜行バスを利用することが現実的になります。
帰路は、上高地からバスと電車で普通に帰ります。
上高地バスターミナルには、各方面への高速バスと新島々経由松本行きのバス&電車チケット売り場があるので、その場でチケットを買って帰るだけです。簡単です。
今回は以上となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。