【10/29 Day02】カトマンズ滞在

エージェントでのブリーフィング&支払い

朝食は7時半から。

バイキング形式で、好きなものを取って食べる。

クロワッサン、トースト、バター&ジャム、ソーセージ、炒めたブロッコリー、オートミール、ヨーグルト、スープ、コーヒー、バナナ、スイカなどがあり、どれも美味しい。

その後少し時間が余ったので、散歩に出る。

朝のカトマンズ。涼しく人はまだ少ない。

建物や街の様子がクリアになる。

なんだか野良犬がたくさん歩いている。

完全に異国に来てしまった。。

こうして街を改めて歩いていると、視界に入る街の景色・物音・匂い・人・雰囲気など、日本とはあまりにも違いすぎる。頭がクラクラした。いま私は本当にネパールに居るのだ。

近くに両替所をみつけたので、念のため1万円を両替する。8650ルピーと交換。

朝9時にエージェントの担当者とホテル1階ロビーで待ち合わせ。無事合流し、エージェントの事務所まで徒歩で移動。事務所はホテルから約2分の場所にある。

そこで、今回の旅行の具体的行程について、改めて説明を受ける。と同時に、代金支払いの話に。

旅行代金の頭金(全代金の20%)は、日本からウェスタンユニオンの窓口を介して既に送金済みだったので、残りの80%をここで支払うことになるのだが、

その支払い方法について、

  • ネパールルピー(NPR)、米ドル、日本円、いずれかのキャッシュ(現金)で支払い可能
  • クレジットカードでも支払い可能(ただし手数料が5%かかる)
  • 現金なら、上記いずれかを組み合わせて支払うことも可能

とのことであった。

しかし当然ながら、そんな大金を現金で持ち合わせているはずがなく、今は手持ち現金で約12950ルピーと、134000円の日本円しかない。

エージェント担当者は、クレジットカード全額支払いだと、手数料の割合が大きくなってしまうのでオススメしない。現金を用意して支払うほうがお得だと言う。

つまりネパールルピーをATMから引き出して、現金を用意しろという話だそうだ。

ただしATMから一度に引き出せるのは35000ルピーが最大であり、その都度4%の手数料がかかる。

【補足訂正】 後日帰国後にカード請求額を見て計算したら4%もかからず、ATM利用手数料と銀行為替手数料を合わせても2%程度であった。4%はその時点での思い込み・聞き違いであった。ちなみに4%の手数料は、クレジットカードで全額決済した場合の話であった)

つまり、ATMでの引き出し操作を何回か繰り返して札束を大量に用意することの手間と、4%の手数料×引き出し回数分=手数料総額がいくらか?ということについて、その場で頭を悩ませることになった。

あと、この場で「日本円での支払いと、ネパールルピーでの支払いを組み合わせることができるのか?それともどちらか片方でしか無理なのか?ということが判然とせず、翻訳アプリを使った質問もうまく作れなかったため、

そのことを何度か質問しているうちにエージェントの担当者がついにイライラしはじめた。

まずいと思い、そして、多分組み合わせて支払うことは可能だと判断して、ATMでの引き出しに向かうことにした。

ATMでの引き出し方については、女性スタッフが同行してくれるので、彼女に横でサポートしてもらうことに。

ATMでは結局引き出し操作を5回繰り返した

35000ルピー×5回=175000ルピーを用意した。

ちなみに事前に調べていた情報では、ATMでは楽天カードが利用できないとのことであったが、実際には問題なく利用できた

ネパールルピーは1000ルピー札が最大単位なので、175枚もの札束を持ち運ぶことになるww

もっと大きい単位の札束があればいいのに…。

まず手持ちの日本円現金134000円全額をエージェントに支払い、さらに残額166000ルピーを支払った

ちなみにこの金額には、登山・トレッキングのガイディング以外にも、私自身がアレンジで追加してもらった、

  • ポカラでの追加滞在4泊分のホテル宿泊代金(朝食つき)
  • ポカラでのタンデムパラグライダー
  • エベレストマウンテンフライト

が含まれている。

この支払いを行うために再びエージェント事務所に着くと、今回担当のガイド・ダワ氏が待機していた。

初対面である。

第一印象、非常に穏やかで大人しそうな人だなと思った。

そして、うちの亡き祖父に顔がとても似ている。。

握手をした時の手が大きく暖かかった。

ダルバール広場

ようやく支払いを無事完了したので、ここから早速ダワ氏の案内でまずは「ダルバール広場」へ向かう。

 

人でごった返すカオスなタメル地区をずんずん歩く

な、なんじゃこりゃ・・・電線やば

とんでもない渋滞。。目を疑う光景の連続。

日本の寺院にもありそうな三重塔がみえてきた

人混みカオス未舗装道を南へ約2kmほど歩くと、日本の寺院の趣も感じる三重塔が見えてきた。

ここでダルバール広場の内部に入るための受付窓口があり、入場料1000ルピーを支払う。

同時に色黒で眼鏡をかけた案内人に話しかけられて、どうやら広場内を案内してくれる様子。

英語が結構話せるようで、ダルバール広場の至る見どころ毎に詳しく説明してくれる。

クマリ(王女)が1日2回、建物の窓から顔を出してくれるそうだが、今回はタイミングが合わずに見れなさそうだ。

クマリ(王女)は、この建物の窓から1日2回顔を出してくれるらしい(この日は見れなかった)

また、旧王宮内では国王が銃撃された事件があり、その時に乗っていた車の展示などもあった。

ゴルカ兵が実際に門番をしており、(案内人の誘導で)一緒に記念写真を撮らせてもらったりした。

建物のかなりの部分は2015年に起きたネパール地震で全壊・半壊の被害を受けており、まだ復旧工事の途中にある。

その援助は中国政府から主に受けているそうだ。

2015年のネパール地震の爪痕はまだ残っている

その他様々な展示があって、それらの説明も詳しくしてくれた。

終盤には曼荼羅ショップに連れていかれ、今度はそこの店員が曼荼羅の世界観を説明してくれた。

そして、凄くお勧めしてくれるので、おいくらですか?と聞くと

「2万ルピーだ(約23000円)」と…

いやいや今いきなり登山に行く前にそんなものを買うわけにもいかず、荷物にもなるし、最初から買うつもりもなかったので、断ったら案内人共々かなりしつこく食い下がられた。

ガイドのダワも一緒にいたのだが、完全に傍観を決め込んでいる…。

もっと安いものがあれば、検討するよと言うと、やっと諦めてくれて、案内人がじゃあ安いのが別の店にあるので、そこに行ってみよう」となった。

うーん( ^ω^)・・・ちょっと面倒臭いぞw

そしてそのお店に連れて行かれて、今度はお勧めされた曼荼羅が6000ルピーだった。

それでも結構高い。。

が、さすがに断り切れずについに購入してしまった。

まあこれについては、真言宗派で般若心経が好きな実家の母親へのお土産ということにすれば納得のいく買い物ではあったので許すことに。

そして最後に案内が終了すると、

やはり「1時間半も付きっきりで丁寧に案内したんだし、追加料金1500ルピーを払え」と言ってきたww

こっちから案内を頼んだわけじゃなく、勝手に案内されたのになーと思いつつ、

まあ史跡の勉強にはなったわけだし、1500ルピーなら良いかと、支払うことに。。

有名なヒンドゥー教シヴァ神の化身カーラ・バイラブ像

それにしても早速ネパールらしい旅の幕開けとなった。

スワヤンブナート寺院

次は「スワヤンブナート寺院」へと向かう。

ダワ氏に「歩いて行く?それともタクシーで行く?」と尋ねられ、歩くとさすがに遠いかなと思い、タクシーで行くことに。

ダワ氏が早速その辺にいるタクシーを捕まえて、スワヤンブナート寺院へ移動。

タクシー代はダワ氏が支払ってくれた。

このスワヤンブナート寺院は、丘の上の高台にあり、通称「モンキーテンプル」と言われている。

要するに野生のお猿がたくさん生息しているのだ。

寺院内には猿がとてもたくさんいました

入場料は200ルピー。これは外国人ツーリスト価格で、ネパール人は50ルピーで入れる。

観光ガイドでも必ずその写真が載っているストゥーパ(仏塔)が、高台の最上部に君臨している。

そしてその周りには「マニ車」があり、ダワ氏に倣って、これを時計回りにぐるぐるとひとつずつ回していく。一回転させると、そこに記されたお経を一回読んだことと同じことになるらしい。

ダワ氏はシェルパ族であり、敬虔な仏教徒だそうだ。

私の祖父母も真言宗の信徒であり、般若心経をよく唱えていたよという話をした。

寺院内から見下ろすカトマンズの街は、広範囲に渡って広がっており、こうやってみると大都市だった。

先進国みたいな超高層ビルはないけれど、10階建てくらいの建物は沢山ある。

お猿がいたるところを歩き回り、人馴れしている感じだ。そして動物園のような匂いが充満している笑

時刻は14時半をまわり、まだお昼ご飯も食べていないのでお腹が空いてきた。

ダワ氏が再び寺院の入り口でタクシーを捕まえ、タメル地区へと戻る。物凄い人混みと夥しい数の車とバイク。数センチで接触するかしないかのギリギリですれ違う。

そんな状態なので、車でも時速5〜10kmしか出せない。街に信号や横断歩道は一切なく、標識も当然ない。この国では交通ルールは皆無なのか。これでよく事故らないものだと関心する。

タメル地区のホテルの前まで車が入ってくれて、ここでダワ氏とお別れする。翌朝は7時半にホテルロビーに迎えに来てくれるそうだ。それまではフリー。

タメル地区でフリータイム

ダワ氏とお昼ご飯を一緒に食べるのかと思ったら、別々行動になった。

まあ私としてはどちらでも良く、とりあえずはお店を探すことに。

昨日の夕飯はちょっとリッチなお店だったので、今度は安く食べられそうなローカルフード店を探してみる。

案外これを探し出すのに難儀したが、迷路のような路地裏を入っていった先に手頃そうなお店を見つけたので入る。

エキゾチックな雰囲気の中庭テラスで隠れ家的なレストラン!

ここで、モモ・トゥクパ・マサラチャイなどを注文。

すると何故か、注文した覚えがないフライドポテトが最初に出てきたが、これは無料サービスなのか?

おや?ポテトなんて注文したかな??でもうまそう!

 

結果的に注文した料理が出てくるのになんと1時間くらい待たされた。。w

が、出てきた料理は美味しくてボリューミー。

トゥクパはチベット風のスープ麺。これもうまいね

やっと出てきたトゥクパを夢中で貪り食ってたら、椅子が傾き出してきた。自分の姿勢が悪いだけかと思ってたら、突然椅子がぶっ壊れて盛大にズッコケた(驚愕)

近くにいた人々に笑われたが、代わりの椅子を持ってきてくれた。。

くっそ恥ずかしい。。

手を添えていたトゥクパの器をひっくり返さなかったのは不幸中の幸いであった。。

モモ(Mo:Mo)は、ネパール式の水餃子。これもうまいね

 

ベジ・モモ。野菜系のモモ。

ちなみに支払いにはフライドポテトの代金もしっかり乗っていた。頼んでないんやけどなー。。

まあ美味かったのでいいか。

“Sabal Cafe” 安くてうまかった

お腹が満たされて、宿に戻ろうとしたところで、ダイアモックス(高山病予防薬)を買わなければならないことをふと思い出した。

危ない危ない忘れるところだった。

 

事前にネットで調べていた薬局に向かうと、その場所に薬局は存在しなかった。

近くの道端に座ってスマホいじってる暇そうなおじさんに聞いてみたが、どうにも心当たりはなさそうだ。

自分でスマホでいろいろ地図検索などしてみるが、この近くには薬局がなさそうだ。うーんどうしよ・・・しばらくの間途方にくれていたが、、適当にぶらついていたら偶然薬局をみつけた。近くにあるやん!

ここでダイアモックスの取り扱いがあるかどうかを聞くと、すぐ隣の店にあるとのことで、そこで入手することができた。

ついでに下痢止め薬もゲットした。あわせて170ルピー。噂通り、安い。

薬局はタメル地区の西のほう!

日が暮れてきたので、ホテルに戻る。

そのあと念のため、今朝に使ったホテル近くにあるATMで35000ルピーを追加でおろす。これから2週間にわたるトレッキングの行程中では、ドリンク代やチップなどでそこそこ小銭を使うはず。

また、山の中に入ってしまうと現金をおろす場所はもうなくなるであろう。持ち金には余裕をみておく必要がある。

明日からはいよいよカトマンズを離れて移動だ。

ネパール地ビール「ゴルカストロング」を部屋飲みして、早めに床に着くことにする。

ネパールでメジャーなビールのひとつ「ゴルカストロング」