【11/19 Day23】カトマンズ滞在ー出国

朝8時起床。

ホテルタメルの朝食バイキングは美味しい。

硬くて味のしない芋バナナ。苦笑

硬くて味のしない芋バナナ。苦笑

ただ、バナナだけは熟れておらず、、

硬くて食べづらい。甘くない芋みたいな、、

これは生食用ではなく料理用だな、、

散策開始

泣いても笑っても最後の1日。カトマンズを存分に味わうことに。

とはいえ、基本的に徒歩圏内をまわる。

パシュパティナートなど行ってない名所はまだあったが、そこまで興味あるわけでもないし、タクシー移動も気が億劫だ。

ボルダー壁も。一人登ってる人がいた

ボルダー壁も。一人登ってる人がいた

クライミングジム(人工壁)がカトマンズにもあるというので、探して行ってみた。

わりかし立派な壁。

登りはしなかったけど。。

旅系YouTuberがカトマンズの露店ラッシーがうまいと動画で紹介していて、そのラッシー屋さんに向かう。

ラッシー屋さんは、インドラチョークという場所にあるとのことだが、どうもお店が見つからない。

周辺をぐるぐる歩いて探してみるが、そもそもラッシー屋さんすらない。潰れちゃった??無念。。

動画だとおそらく半年前くらいまではそこに存在していたと思われるが、、

インドラチョークにあるアカシュ・バイラブ寺院。ラッシー屋さんはなかった・・

インドラチョークにあるアカシュ・バイラブ寺院。ラッシー屋さんはなかった・・

気を取り直して、さらに路地の商店街を辿ってひたすら南下。

まだ行ってない場所を無作為に散策。

大きめのショッピングモールに着いた。

しかし中は廃墟のようにガラガラ。。

一見は立派かと思いきや・・・

一見は立派かと思いきや・・・

なんじゃこれ・・・モールの各所がこんな感じ

なんじゃこれ・・・モールの各所がこんな感じ

建物からの眺めは良い

建物からの眺めは良い

謎の壁画

謎の壁画

一旦出て、さらに南下すると、また同じような外観のショッピングモールが現れる。

また似たような外観のモールが出現。笑

また似たような外観のモールが出現。笑

今度は少しマシで賑わっていた。

それでもストリートの商店街ほどの活気はない。

この辺りで少し熱っぽい感じがしてきた

嫌な予感。

久しぶりの風邪の症状。

しかし、あと半日だ。

あと半日持ってくれれば。。

遠くにヒマラヤも見えていた

遠くにヒマラヤも見えていた

誤魔化しながら、街を歩く。

安くて甘い揚げ菓子を買って食べる。

20ルピーくらいのやっすい揚げ菓子。甘い。

20ルピーくらいのやっすい揚げ菓子。甘い。

ビムセンタワー。2015年のネパール地震で倒壊したと聞いていたが、復建していた

ビムセンタワー。2015年のネパール地震で倒壊したと聞いていたが、復建していた

その後はダルバール広場へ。

この場所に来ると、なんだか安心する。

とんでもない数の鳩。。

鳩がおびただしい。。

鳩がおびただしい。。

鳩がもうね・・

鳩がもうね・・

「ネパールティーハウス。足を踏み入れてください」

「ネパールティーハウス。足を踏み入れてください」

露店のアクセサリー屋に近づくと必ず値切り交渉が発生w

露店のアクセサリー屋に近づくと必ず値切り交渉が発生w

なつかしのダルバール広場。カトマンズの中心部的な感じ

なつかしのダルバール広場。カトマンズの中心部的な感じ

街角には至る所に香ばしい風景が残る

街角には至る所に香ばしい風景が残る

全世界共通のスプレーアート

全世界共通のスプレーアート

パステルカラーの建物もチラホラ

パステルカラーの建物もチラホラ

ホテルのチェックアウトをし忘れていた件

歩き回ってお腹が空いてきたので、目に入った中華のお店に入る。

ここでスマホでメールをチェックしたところ、エージェントのスマン氏からメールが。

チェックアウトはした?ホテルタメルのチェックアウト時間は12時です。ホテルのスタッフから連絡が来たけど、あなたは今どこにいるの?すぐに会いたい!

やべえ。。完全に忘れていた。

時刻は14時半を過ぎていた。

急いで激辛の中華を平らげて、ホテルタメルへ戻る。

激辛中華。美味かったけど慌てて食べたので味がしなかった・・・

激辛中華。美味かったけど慌てて食べたので味がしなかった・・・

受付に謝りながらチェックアウトを申し出る。

支配人とスタッフは、別に怒ってもおらず、ニコニコと穏やかに対応してくれた。

その足でエージェント事務所のスマン氏に報告に行く。

事情を説明したら、苦笑いしていた。

そして今晩の空港までの送迎について、「タクシーを手配しているので、ホテルタメルの一階ロビーに19時半までに来てくれ」と言われた。

加えて、「私は仕事で見送りには行けないかもしれないけれど」と。

これで手続き関連は完全に終了した。

散策その2(日本人旅人と演奏者)

再び街を散策する。

ラッシー屋さんをついに見つけたので、注文。

美味かったけど、まあ普通のラッシーだった。

タメルのメインストリートで、なにやら日本語を喋ってるおじさんに出会した。

この時、思わずこの人に声をかけてしまったのだが、よくよく話を聞くと、日本の家を売り払って放蕩の旅を続けている60代の方だった。

コロナ明けの2023年。

11月のネパール・カトマンズで出会う日本人など、そのバックヤードは普通ではない。

話せば話すほど、この人の目的や価値観等、謎は深まる。

とりあえず、「ネパールには1人でやってきて、今で3ヶ月程になる」「そろそろカトマンズ滞在にも結構飽きてきたので、インド方面へ南下しようかと思ってる」「山や登山には、そんなに興味はない」「身よりもなく自宅もない、完全なフリーの身分」「企業には真面目に勤めて定年退職をした。今は60代で無職」

そんな感じであった。

そして、カトマンズに数ヶ月滞在している間に、現地ネパール人の様々な人と友達になったようである。

彼と話していると、複数のカトマンズ市民が絡んでくる。

そしてそのうちの1人のカトマンズ市民が、楽器アピールをしてきた。

サービス精神旺盛で、小型の弦楽器類を使って演奏してみせてくれる。

最終的には、その弦楽器を私に売ろうとしてきた。

私は別に欲しくもなかったが、相手の熱量に押されて、結局は折れて、小型の笛型弦楽器をふたつ購入することになってしまった。

さらに、この後、この方の演奏会が某所であるらしく、日本人の旅人とグルになって、そこそこ執拗に誘われたりもしたのだが、本日中に帰国しないといけないし、夕方には空港に向かう旨を説明して、丁重にお断りした。

このネパール人演奏家の方は、CD制作と販売もしていた。もし私のCDを買ってくれたなら、ネパールの恵まれない子供達に売上金を寄付しますと。またこれによって、小学校建設の資金になりますと。そんな話をされた。

勿論それはわかるんだけども。。

街頭でたまたま出会っただけの、素性のわからない者の営業活動の可能性だってある。

金を持った旅行者の心理的な良心を逆手に取って、お情け頂戴理論で懐を肥やす輩である可能性も当然ながら否めない

そもそも、向こうから「路上で執拗に絡んでくるという行動」を、倫理的に正当な人は行う行為であろうか?

そんな疑念を持ち始めると、気持ちはモヤモヤする一方。

とにかく面倒臭くなり、色々丁重にお断りして、その場を立ち去った。

その後、ホテル近くの街中をうろうろしていると、日は傾き、日が暮れ、夜の街となった。

旅の終わり、そして混沌のトリブバン空港

ついにネパールの旅最終日も終わりを迎える時が近づいてきた。それを思うと、一抹の切なさが心を支配した。

ホテル近くのローカル食堂で、モモとビールを注文。

女性店員の愛想はイマイチで粗雑な対応、モモの味も少し微妙だった。これが最終日の最後の食事だった。

ホテルのロビーにて待っていると、予定通りタクシーが来た。イケメンで無愛想な若いドライバーだった。

慌ただしく乗り込み、早速出発。

スマン氏からの見送りはなかった。

きっと仕事が忙しいのであろう。

タクシーはかなり荒めの運転で、結構肝を冷やした。

信号も交差点もないカトマンズの夜は、交通量も多いが、徒歩で道路を横断する親子連れも沢山いる。

轢くんじゃないかという勢いで歩行者に接近するシーンも何回かあり、震えた。

とはいえ、空港へ急いでくれるのはありがたい。

昨日に続き再びトリブバン国際空港に到着した。

空港の建物の前は超混雑。。

メチャクチャ人でごった返している。

え、これ、空港内に入れるんか??

入り口前に案内所が設置されていたので、一応聞いて、所定の位置で待つ。

とにかく空港内に入らねば始まらない。

余裕をみて出発時刻の3時間前に着いたものの、この様子では出国審査や手荷物検査、機内預け入れ等、本当に間に合うのかどうかが結構不安。

100リットルザックと大型手荷物を持っているので、混雑の中での僅かな移動ですらもしんどすぎる。。

カートを探してゲットするのにまず一苦労。

どうにか荷物をカートに乗せて、混雑の中、指定のゲート前の行列に並ぶ。

列は少しずつ進んでゆき、建物の入り口でパスポートと荷物の簡単な保安チェック。

これをパスすると、建物内でチェックインと預け入れ荷物のカウンターへ。

チェックインカウンター前は行列・・

チェックインカウンター前は行列・・

ようやく100リットルザックから解放されたが、すでに汗だくだった。ちなみに前に並んでいたおじさんも汗だくだった。みんなこの混雑で消耗してるんだな、と。

建物内は狭く、一軒だけあったコーヒーショップとお土産屋も閉まっていた。何も見るものもないので、そのまま保安検査と出国審査へ。

機内手荷物は最大7kgまでなので、重い高所靴は履いた状態にして一時的に手荷物を軽くする。

保安検査ではその高所靴も脱がされるので、ほぼ裸足でX線ゲートを通過する。

無事クリアして、一気に出国フロアへ。

ここまで来たら一安心。なんだかんだで、時間的にも余裕ができた。

搭乗ゲートは4つしかなく、便数自体も少ないので、自分が乗る飛行機を間違えるリスクは低かった。

お土産屋はここに一軒だけあったので、ちょっとしたお土産用のお菓子とビールを調達。

もう帰るだけである。

空港内に唯一あった土産物屋

空港内に唯一あった土産物屋

やっと一息!最後まで呑む。笑

やっと一息!最後まで呑む。笑

相変わらず周囲は混雑しているし、薄暗い病棟みたいな出国フロアで、旅情もクソもない感じであった。

淡々として時間を待つ。

搭乗

いよいよ出国。バタバタ感・・

いよいよ出国。バタバタ感・・

23時前、成田行きの搭乗サインを確認。

切符を切り、建物の外へ。

バスに乗り込み、沖止めの飛行機へと向かう。

今回窓際席を指定する余裕も全くなかった。

なんなら夜だし。

座席は通路の内側。

ジャンボ機だったので窓からは遠い席。

慌ただしかったので、無事乗れただけでほっとした。

機内食は安定のスパイスカレー。うまい

機内食は安定のスパイスカレー。うまい

明け方2回目の機内食は微妙なパン

明け方2回目の機内食は微妙なパン

飛行機内では、疲労でウトウトと微睡んだが、完全に眠りに落ちることはできなかった。

通路を挟んで反対側の席にいたネパール人女性が、ネパール語で話しかけてきた一幕があった。

入国カードの記入の仕方について聞かれていたようだったが、そもそも私もよくわからんし、「英語は話せますか?」と聞き返したら、黙ってしまった。

入国カード。基本的に変な違反をしていないかチェック

入国カード。基本的に変な違反をしていないかチェック

帰りの飛行機は偏西風に乗って飛ぶ影響で、行きの時よりも短時間になる。約6時間半くらいのフライトで成田空港に到着した。

帰国

成田空港は閑散としていた。

久しぶりの日本。そして日本語案内。

懐かしいような、そうでもないような、なんとも言えない感じ。

入国審査の若い女性は、無愛想だった。

無言でスタンプを押印。

何事もなく、淡々と入国。

荷物も無事受け取る

荷物も無事受け取る

乗ってきたネパール航空RA433便の表示もあった

乗ってきたネパール航空RA433便の表示もあった

預け入れ荷物のデカザックを受け取ったら、すぐに宅急便で家に送る。送料5000円もした。高すぎる。。

とにかく身体がベトベトして気持ち悪いので、空港内カプセルホテルのナインアワーズでシャワーだけを借りる。これでようやくすっきりした。

荷物も軽くなったので、この足でそのまま都内の会社に向かった。

無事帰国を報告にいきなり事務所へ。驚かれたが、みんなの反応は中々面白かった。

この後夜に帰宅すると、突然身体が熱を帯び、そのまま倒れるようにして眠った。そして翌日から10日間も、重度の感冒症状で寝込んでしまったのであった。