コロナ明けに、日光男体山に初めて登ってきた【難易度とか、アクセス等】

日光男体山に登ってみたいな。登山的には、難易度はどんなもんなんだろう?体力的には?初心者が行くには、大変なのかな?

 

こんにちは、トミーです。

登山歴は約20年、日本百名山は70座ほど登りました。

 

さて、先日に、日光男体山に登ってきました。

ちなみに、初めて登りました。

 

結論、初心者でも登れます。

以下、深堀っていきます。



コロナ明けに、日光男体山に初めて登ってきた

日光男体山に、初めて登りました。

緊急事態宣言解除直後の平日。登山者の数はボチボチ

この日はコロナによる緊急事態宣言が解除された直後で、首都圏の人々が県境越えを解禁されたタイミングでした。

僕は前夜22時40分頃に車を借りて首都圏を出発し、夜中に登山口駐車場へ到着。

この時点で、登山者とおぼしき方の車が、3台ほど止まっていました。

登山口は「日光二荒山神社中宮祠」の境内から【開門時間あり/有料】

なお、駐車場は、日光二荒山神社中宮祠の専用駐車場です。一日中開け放っており、真夜中でも入れます。

そこで、車中にて仮眠。

朝は、5時半頃に起きて準備し、6時過ぎに出発。

ちなみに登山口は日光二荒山神社中宮祠の境内の奥にあり、入山料1000円を払って御守りを貰った上で登山を開始します。

ここがポイント
  • 開門は、午前6時から
  • 入山料は1000円

 

日光男体山は、山の神様。いわば御神体です。

登山というよりはむしろ、神社の参拝という意味合いになりますね。

↑ちなみに、登山口はこんな感じ。ここからスタートします。

 

日光男体山の難易度は「初心者向け」です

日光男体山の難易度は、初心者向けだと思いました。

標高差は、約1200mくらいあります

しかし、実は結構な登りになります。

日光男体山は、標高が2486mあります。日本アルプスよりちょっと低いくらいの高さです。そして、登山道の標高差は、約1200m強あります。

こう聞くと、萎える人もいるかもしれませんね。

 

しかし、実際のしんどさは、同じくらいの標高差がある他の山よりはラクだと思いました。

その理由は、下記です。

  • 日帰りなので、荷物が少ない
  • 道がわかりやすくて比較的歩きやすい
  • 標高が北アルプスや富士山より低いので、空気が濃い

上記の条件だと、普通の体力を持つ成人が、無理せずゆっくりと歩いて、麓から山頂まで、約3時間半くらいだと思います。

1時間で標高差400mを登り、10分休憩。

これを3回繰り返して、頂上着です。

登山道に危険箇所は、ほとんどない

上で「道が分かりやすくて比較的歩きやすい」とすこし触れた部分を、もう少し具体的に説明します。

1合目〜2合目までは階段。

2合目〜4合目までは樹林帯の登山道。

4合目〜5合目までは、アスファルトの林道。

5合目〜8合目までは、樹林帯の急な登山道。

8合目〜山頂までは、背丈の低い潅木帯&赤い砂礫帯の登山道。

 

こんな感じであり、登山道は最初から山頂まで至って明瞭。

迷う箇所もなく、危険箇所もありません。

 

ちなみに、6月下旬で、雪は完全に無いです。

僕が登った日は、天気は曇り、視界はガスで30m程でしたが、道迷いの心配はありませんでした。

登山道の様子を、少しだけ写真でご紹介

パワースポット感が満載。

 

1合目〜2合目までは階段。

 

8~9合目付近。

 

頂上近くの、赤土帯。

 

頂上、二荒山神社奥宮。

 

【※ 注意】日光男体山は、冬季入山禁止です

日光男体山は、二荒山神社の御境内地(私有地)であり、開山期間内にしか登ることができません。

つまり例年だと、閉山期間である11月12日〜4月24日までは、入山してはいけないことになっています。

(それでも、実際には入山者はたくさんいるようです)

 

また、無雪期と違って、単純に登山の危険度もあがります。

初心者でも簡単に登れるのは、あくまでも無雪期だけです。

ご注意ください。

 

【悲報】2020年5月上旬、日光男体山で遭難がありました

日光男体山山頂付近で、遭難があったようですね。ヘリ要請し、ピックアップ救助されたようです。

まず、下記のようにツッコミどころがあります。

  • コロナ禍による不要不急の自粛期間
  • 二荒山神社中宮祠開山前の登山
  • 足回りの装備が夏山登山もしくはスニーカー

 

ゴールデンウィークくらいの時期(4月下旬〜5月上旬)だと、8合目より上には雪が残っている場合があります。

 

雪があると、足回りの装備(雪山対応の登山靴、ゲイター、アイゼンなど)が必要になります。

これら装備がない場合、驚くほどに危険度があがります。
例えば、転倒・滑落など。

 

転倒・滑落した場合、言うまでもなく大怪我のリスクが高まりますし、場合によっては死亡することもあります。

 

アクセス方法は、レンタカーで前夜発

僕は、レンタカーで現地へ向かいました。

ちなみに、単独でした。

なので、車代・ガソリン代・高速代とか、友人と割り勘みたいには出来ずです(当然ながら、もしワリカンできたら、費用は抑えられます)。

 

正直、1人でレンタカーで出かけるのは割高だよなあ、と思う人が多いかと思います。

とはいえ、それでも僕はコスパがいいと考えており、その理由は下記です。

  • 車の維持費(駐車場代・自動車税・任意保険・車検代、等)がかからない
  • いつでも思い立ったときに出発できる
  • とはいえ、結局は1〜3ヶ月に一度しか遠くへ出かけない
  • 車中泊ができる

このあたりの話は、当記事から論旨がズレるので、またそのうち別記事でまとめたいと思います。

 

ちなみに、レンタカーは「カーシェアリング」を使用しました。タイムズカーシェアです。

会員登録後は、近くのタイムズ駐車場にあるレンタカーを、24時間いつでも借りることが可能です。

非常に便利なので、僕は愛用しています。

道路でのアクセス、宿泊など

僕が日光男体山に車で行くには、下記のとおりであり、わりと恵まれた条件です。

  • 夜22時40分頃の出発
  • 都心から、北寄りの郊外在住
  • 東北道にすぐ乗れて、ひたすら北上

 

ノンストップで車を飛ばせば、多分1時間半ほどで登山口に到達します。

しかし今回は、サービスエリアで夕飯を食べたりしつつ、ゆっくりと向かいました。

具体的には、下記のとおり。

  • 22時40分頃 自宅出発
  • 0時〜0時40分頃 佐野SAにて夕飯(ラーメン)
  • 1時50分頃 日光二荒山神社中宮祠駐車場着・仮眠

 

高速で清滝ICを降り、いろは坂を登り、真夜中に鹿に3頭も遭遇してビビリ、そして無事に駐車場に到着しました。

駐車場は、24時間開放されており、夜中1時50分頃でも入って行けました。

 

宿泊は、車で仮眠

そこで車を止めて、寝袋で仮眠です。駐車場には車が3台ほど。
同じように考えている人が、僕以外にもいました。

 

下山後は、奥日光エリアで温泉

昼前に下山完了し、その足で奥日光方面へ車を走らせ、温泉に入りました。行ったのは、下記です。

奥日光高原ホテル

白濁硫黄泉の、強めの香りと滑らかな泉質が素晴らしかったです。日帰り入浴可。

 

あとは、湯ノ湖のほとりを散策したり。

 

その後は、滝めぐりをしたり。

 

湯滝

 

竜頭ノ滝

 

華厳の滝

 

レンタカーだと、山の奥の温泉や観光名所とかでも、自分の好きなタイミングで、自由に動き回ることができて最高です。

 

日光男体山の難易度は「初心者向け」だが「未経験者向けではない」話

ボルダリングが上手くなりたい人の為のコツ

誤解を招いてはいけないので、念のため、補足です。

 

初心者向けと言ったものの、

登山用ギアを全くもっていない完全未経験の人が、いきなり日光男体山に登りに行ったら、それはアウトです。

まあ当たり前ですけどね。

 

登山するには、下記の装備は最低限絶対に必要。

  • 登山靴(トレッキングシューズ)
  • 防水透湿性レインウェア
  • ヘッドランプ
  • 防寒着

 

できれば、事前に高尾山か筑波山に登って登山の感触を掴み、装備を必ず持参した上で、日光男体山に登りましょう。

また、登山するにあたって様々に不安がおありな方は、僕にご相談いただければアドバイスさせていただきます。

お気軽にどうぞ。