こんにちは、トミーです。
クライミング歴は10年以上。過去にミウラーを2年ほど使用していました。
僕の足の実寸サイズは、26.0cmで細め。
ミウラーは、EU38を履いていました。
目次
ミウラーのサイズ感について
イイ感じですね。
クセがなく、めちゃくちゃ履き易い
よくネット通販とかにある商品画像などをみると、ダウントゥしていて履きにくい感じもあるのかなーと思いますが、
全くそんなことはないです。
実物は、ほぼフラットでして、初心者にも履き易いモデルです。
タンが薄く、紐締めなので、ベルクロテープにあるような甲のごわつきもなく履いた感じもスッキリしています。
この点は快適性を語る意味で見落としがちな部分かもしれません。
ちなみに、紐締めがめんどくさそう・・・と思う人がいると思いますが、実は全くめんどくさくありません。
紐を解いて、穴を通しなおしたり・・・といったことは完全に不要。
ひっぱるだけでガバっと口が開いてすぐに足入れできる作りです。
足を入れたら、あとは紐を引くだけで勝手に足の甲に完全フィットします。
そして結ぶだけ。
特にヒールのフィット感が抜群
僕の場合、ヒール(踵)が細いので、他の靴だとどうしても踵があまってしまい、中で動いてしまうのですが、ミウラーの場合には踵の収まりがカンペキで、ヒールフックも効きも最高に調子が良かったです。
ヒールのフィット感がすばらしいという意見は、いろんなクライマーからよく聞きますね。
【注意】足型的に、合わない人もいる
ミウラーは基本的に足が細めでかつ足の親指が最も長い人(=エジプト型)に合いやすい傾向があります。
つまりその逆、足の甲が高くてかつ足の人差指が親指より長い人(=ギリシャ型)には合いにくいようですね。
注意が必要です。
【サイズの選び方】履き続けているうちに伸びてくるので、購入時は少しきつめがよい
購入時は、結構パリッとしていて、アッパーもソールも硬い感じです。
しかし、ミウラーは、使用してゆくうちに伸びてくるため、購入時は「若干、きついかな・・・」くらいの感覚がよいかなと思います。
伸びてくると、甲や踵のフィット感が絶妙なまでにマッチしてきます。
この状態になれば、ミウラーの真価を感じられます。
つまり履き込めば履きこむほどに足に馴染み、ミウラーの良さを実感するようになります。
これがミウラーが多くのクライマーの間で往年の名器と言われる所以です。
ちなみに、他のスポルティバのクライミングシューズと比べて、ミウラーはワンサイズほど大きい感じがあります。
例えば、僕の場合、タランチュラだとEU39がフィットしますが、ミウラーだとEU38です。
EU38は、センチ換算だと24.0cmとかだったりします。
僕の足は26.0cmであきらかに小さいわけですが、自分の普段の足のサイズだけを基準に選ぶとクライミングシューズの場合は危険です。
必ずジムやショップなどで試し履きをしてみることをおすすめします。
ミウラーが活躍するのは、どんなクライミング?
スラブから前傾壁・ジムから外岩までマルチに活躍
あえて評価してみると、下記のとおり。
ムーブの評価
スラブでのスメアリング | ★★★ |
立ち込み(爪先の感覚) | ★★★★★ |
ヒールフック | ★★★★★ |
トゥフック | ★★★ |
岩質の評価
花崗岩 | ★★★★★ |
石灰岩 | ★★★★★ |
チャート | ★★★★ |
ジム | ★★★★ |
総合して調子がよいですね。
最近はジム向けの柔らかいクライミングシューズが多いですが、ミウラーはソールが固めなので、あらゆる岩質でもストレスなく立ち込める意味で外岩向きです。
まぁ昔はジムより外岩メインで登っていたクライマーが多く、彼らが往年の名器と言っていたわけなので、それもそのはず。
ミウラーを選べば、どこでどのように登るにしても、基本的には問題ないといえるでしょう。
【悲報】シューズの性能で登れるようにはなりません
ミウラーが往年の名器だからといって、ミウラーを履いたらワングレード上が登れるようになるわけではありません。
クライミングシューズは、クライミングを快適にするための道具に過ぎず、パフォーマンスはすべて身体能力に依存します。
他の全てのことでも言えるかと思いますが、登れるようになるかどうかは、本人の努力次第ということです。
さいごに
いかがだったでしょうか?
繰り返しになりますが、まとめるとミウラーのサイズ感は以下。
- タンが薄く紐靴なので、甲がスッキリしている
- クセのないフィット感
- 特にヒールの収まりがすばらしい
- 26.0cmでEU38が目安
- エジプト型で細い足型の人に向いている
そして、スラブから前傾壁、ジムから外岩までマルチに使えるが、外岩で真価を発揮します。
というわけで、こちらからは以上です。