ボルダリングって、何が楽しいの?

ボルダリングって、何が楽しいの?
ボルダリングって、何が楽しいんやろう??なんか、ただ壁とか登ってるだけやん?それに、落ちたら怖いし、ケガとかしそうだし・・・。高さとかもありそうやし・・・。腕の力とかも必要そうやし、自分には楽しめそうもないわ。こんなんにハマッている人に、何が楽しいのかを聞いてみたいわ。

 

そんな疑問をお持ちの方へ。

僕はボルダリングやクライミングにハマッて10年以上が経ちます。

「ただ壁とか登ってるだけ」のこのスポーツには、10年以上も楽しめるだけの奥深さがあります。

そして、ボルダリングは、まだまだこの先も楽しめそうです。

当記事では、そんな僕が、「ボルダリングって何がそんなに楽しいのか?」を解説してゆきたいと思います。




ボルダリングって、そもそも何が楽しいの?

ボルダリングって、そもそも何が楽しいの?

ボルダリングは、パズルを解く頭脳の要素と、身体の動きが楽しいです

ボルダリングは何が楽しいのか?
それは、下記のとおりです。

  1. パズルを解くような、頭脳を使う要素がある
  2. 身体の動きが楽しい

順を追って解説します。

パズルを解くような、頭脳を使う要素がある

ボルダリングの基本ルールは、地面近くにあるスタートホールドを両手で掴んで離陸し、指定された数個~十数個のホールドをつないで登り、壁面上部にあるゴールホールドを両手で掴んだら終了です。

途中に散りばめられたホールドを、どのような順番で右手・左手・右足・左足を出しつつ登るのか?その際、ホールドの持ち方や足の置き方はどう組み合わせてゆけばいいのか?ということを、戦略を立てて登ることが必要とされます。登る前に壁面の課題を眺めて、動きを組み立ててゆくことを「オブザベーション(オブザベ)」と言います。

自分なりに完登するための手順を組み立てて仮説を立て、トライ&エラーを繰り返すわけですな。

あーでもない、こーでもない、と頭を使って試行錯誤し、そしてあるときに「正解ムーブ」を見つけられるときがきたりします。そうすると、それまでに全く超えられなかった核心ポイントが、まるでパズルのピースがカチッと嵌ったかのような感覚であっさりと超えられて、課題を完登できたりするわけです。

そんなときに「うぉぉ!これが正解かキター!!!」という嬉しさがこみ上げてきますね。

身体の動き(ムーブ)が楽しい

ボルダリングには、ムーブと呼ばれる「バランスを伴った特殊な動きの技術」があります。
それは例えば、下記のようなものです。

  •  手に足(ハイステップ)
  •  ドロップ・ニー
  •  キョン足
  •  ヒールフック
  •  トゥーフック
  •  デッド
  •  ランジ
  •  ダブルダイノ

こうした技術の合わせ技を駆使して、課題をクリアしてゆきます。これらが綺麗に繰り出せたときの快感たるや・・・(恍惚の表情)

テンションあがりますね。

個人的には、この感覚はリズムに乗ったダンスに近いと思っています。

まぁ、ダンスやったことないけど。

ボルダリングは、落ちたら怖い?怪我のリスクは?

でも、ボルダリングは落ちたら怖いやん。怪我しそうやん。って思わはる方もいるかもしれません。

確かに、高さ3~4mから落ちることはザラで、そのリスクがないかといえばそれは嘘になります。

しかし、ボルダリングジム(人工壁)では、地面に厚みのあるマットが敷き詰められているので、落下のダメージによって怪我することは、よほどのことがない限りは大丈夫といえるでしょう。

外岩の場合は、クラッシュパッドと呼ばれる携帯型マットを持ってゆき、目標の岩の下に敷いてから登ります。なので、マットの上に落下するように気をつけて登れば、基本的に大丈夫。
しかし自分たちで扱う分、怪我などは完全な自己責任になります。マットの扱い方についてはあらかじめ勉強しておきましょう。

ボルダリングでは、初心者はびっくりするほど登れません

一見、色とりどりのカラフルなホールドをガシガシ掴んで、ただ壁を登るだけで簡単そう単調そう、と思われるかもしれませんが、はじめてボルダリングを体験した人はわかると思いますが、びっくりするほど登れません。

見た感じ簡単に登れそうに見えるのですが、これが全くそんなことはないのです。

気持ち的に打ちのめされるかもしれませんが、だからこそ「なんで登れないのか?」「悔しい!」「どうしたら登れるのか?」と考えさせられてしまいますね。

これがボルダリングのスタートラインなわけです。

そして、気づいたらボルダリングに夢中になっている・・・笑

【断言します】ボルダリングは運動音痴でも楽しめる?【答え→楽しめます!】

ボルダリングを楽しいと思う人の特徴

子供の頃は、木登りやアスレチックが好きだった

子供の頃は、木登りやアスレチックが好きだった

子供の頃、公園とかにある木をみるとついつい登りたくなって、上のほうまで登ってしまったり、山間部のキャンプ場などに行ったときに、アスレチック遊具などで遊んだら猛烈に楽しかったりした人は、多分ボルダリングも好きになると思います。

僕自身がそうでした。

自然の中で、高さなど空間を利用して遊ぶという要素(魅力)が、ボルダリングがもつ要素(魅力)と一致しています。

向上心が強い

ボルダリングでは、難易度が段階的に設定されており、ひとつの課題をクリアしたら、さらに難しいレベルの課題が待ち受けています。

そうした目標をひとつひとつ地道にクリアすることで上を目指し、自分自身を高めることが好きな人は、ボルダリングを楽しめる傾向があります。

ボルダリングは、人が持つ達成欲を満たすことが可能です。

割とストイック

上記の向上心が強い人と被りますが・・・、黙々とひとりになり、自分を追い込むことが好きな、ストイックな人はボルダリングを楽しめる傾向があります。

野球でいえば、イチロー選手のような人になるでしょうか。

ボルダリングでは、何回トライしても登れなくて試行錯誤を繰り返す、ということが必然になります。

その中で、諦めずにトライを重ねたら登れて嬉しい!という体験をしたり、

自分には向いていない課題だとあっさり諦めて次の課題を探したり、といったことをします。

その過程が楽しくもあるのです。

そう、それは、まるで人生の縮図でもあるようです・・・(遠い目)

ボルダリングを、より一層楽しむコツ

ボルダリングを、より一層楽しむコツ

上記のようなことを言うと、こんな疑問が出てくるのかなと思います。

ボルダリングがどう楽しいのか、ということはなんとなくわかったけど、自分は黙々と追い込むストイックなタイプでもないし、ちょっと楽しめそうにないなぁ。自分は完全初心者でたぶん登れないし、すぐに楽しめそうなものでもなさそうかな?

とりあえず、大前提としてまず「ボルダリングに興味があれば問題ない」ですね。

興味があれば、まずはボルダリングに行ってみましょう。

そして、そのアプローチの方法として有効なのは以下になります。

友達とセッションをする(一緒に楽しむ)

学校や職場の仲間などに声をかけ、数人で一緒に行ってみましょう。

ボルダリングは一人でも完結できるスポーツで、それがまた良い点でもありますが、もちろん仲間と一緒にやるほうが楽しみが倍増します。

同じレベルならば、みんなでひとつの課題をトライしてみて、お互いアドバイスしあったり、登り方について議論したりするとテンションがあがって楽しくなります。

同じ趣味の仲間ができたら、共通の話題で盛り上がれたりするようになるので、ボルダリングを続けるモチベーションも刺激されていいですね。

もし声をかけられるような学校や職場の仲間がいなかったら、以下のような趣味仲間をつくれるサイトもあったりしますので、利用してみるのも良いかと思います。ボルダリング仲間を探している人も登録されているようなので、お近くで仲間を探すひとつの手段になるかもしれません。一昔前まではこうしたコミュニティサイトって怪しいイメージが濃かったですが、現代ではかなり健全化しており、普通に利用されるようになりましたね。
趣味友や相談相手が見つかる!エキサイトフレンズ☆

 

外岩のボルダリングエリアに行く

外岩のボルダリングエリアに行く

ボルダリングジムもいいですが、やっぱり外岩でのボルダリングは超気持ちがいいですよ。

森の美味しい空気を感じつつ、川のせせらぎを聞きながら、自然の中でくつろぎながらのボルダリングは非日常感があり、ストレス解消にも有効です。

休憩時に、河原でお茶やコーヒーを沸かして飲むと、その美味しさもまた違ったものに感じられます。ボルダリングに対する印象も大きく変わるでしょう。

初心者こそ、とりあえずは体験してみるべきかと思います。

外岩は敷居が高そう・・・と思われがちですが、今はそんなことはありません。

人気のボルダリングエリア・奥多摩の御岳渓谷ですと、現在ではマットなど各種ギアのレンタルもできたりするので、割と気軽に外岩ボルダリングが楽しめるようになりました。

10~7級までのやさしめの課題もたくさんあるので、こうした課題の中でも取り付き易そうなものを選んでトライしてみるのが良いでしょう。

ただし、外岩なので、マットを敷く位置には注意をする必要があります。
また、登っている人が落ちたときにマットの上に着地させるためのスポッティングなど、ジムにはない注意点があるので、外岩経験者と一緒に行かれることをおすすめします。

以上となります。

それではみなさま、素敵なボルダリングライフを^^

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